とうとう‟冬”の季節がやってきました!Chinese Almanac(中華農民暦、風水暦)上、11月7日から始まる11月は、冬を支配する3ヶ月の最初の月。本格的に陰のエネルギーが支配する期間で、夜は長くなり、気温もどんどん下がっていき、冬の闇の中へ進んでいく訳です。

2020年の11月は丁亥。亥は水のエネルギーに属する動物です。水の要素は、私たちの恐れや恐怖といった感情を司ります。冬の深まりと共に寒さと乾燥が強まって行くにつれ、コロナという見えない脅威に対して私たちの感情もネガティブな方向へどんどん傾いていってしまいそうです。みだりに怖がったり混乱したりせず、努めて心身を穏やかに保つことが大切です。

この時期、腎臓に栄養を与え、休ませることも大事です。水のエネルギーは腎の気、腎臓を支配します。気温の低さに水分補給が意外と疎かになる時でもあるため、水分の摂取と腎の気を養う塩味を同時に補えるものとして、お味噌汁など和食にフォーカスしても良いかもしれませんね。何故なら、海水から作られる天然塩、味噌、醤油、海藻なども水のエネルギーに属するからです。

世界最古の医学書:黄帝内経(Yellow Emperor’s Health Book)には、冬の3ヶ月間は早寝遅起き、日の出日没に伴って過ごすことが一番の養生とされています。

四柱推命の方では、亥は巳と冲(Clash)を起こす動物です。命式内に巳がある人は、プロテクションが必要です。また、亥同士で自刑(Self Penalty)を起こすため、命式内に亥がある人も注意が必要な月です。

また、丙年か丙月、丁年か丁月に生まれた人にとって、亥は貴人(Nobleman)です。助けてくれる人・ガーディアンエンジェルというこの星は、四柱推命に数ある特殊星(神煞)の中でも、最も正確で信頼できるサイン。物事を前に進めたり解決するにはチャンス月間です。あなたを助けてくれる人、サポートしてくれる人、心を寄せてくれる人が必ず出てきます。そんな兆候が無いって?困難な状況から抜け出すのを助けてくれるこの星は、意外な処から現れたり、近くに居すぎて見落としていたり、予想していなかった登場の仕方をする場合が多々あります。まずは自分が困っていて助けが必要ということを、手を高く挙げて大いにアピールしてみてください。必ずどこからか助けの手が差し伸べられるはず。

亥は駅馬(Traveling Horse)でもあります。巳・酉・丑の年または日に生まれた人は、何らかの変化を経験するでしょう。出張など移動が多くなったり、引っ越しをしたり、或いは異動や転職するかもしれません。何かしらのChangeを表す星、大概は良い意味の変化ですから、波が来たが判ったら乗ってみてはいかがでしょうか?もしかすると中には『大変な目に遭ったよー!』という方もいらっしゃるかもしれませんが、後になって振り返ってみたら、結果的に良かった、ということになっていると思います。

実は、私の周囲には、駅馬が出ている時に結婚した女性が結構多くいるんですよ!結婚では、苗字が変わる、住居が変わるなど、様々な変化がありますから。とにかく変化の星なので、該当する人はぜひ使いこなして頂きたい!

風水に於いては、8が中央の飛星チャートとなります。最大の煞気(衰退のエネルギー):星5は南西に、病や不幸をもたらす煞気:星2は北東に来ています。オフィスやご自宅の重要部分(玄関、主寝室、社長室など)が該当する場合は、月の風水改善がマストです。

冬の始まり=Festive Seasonの始まり!わーい!