四柱推命の見方：有名人の命式を観てみよう！⑥

シュワルツェネッガー氏はYang Metal（庚）のWeakです。現在64歳につき、57歳から始まった大運（辛丑）にいます。命式中の未（月支）と戌（日支）と大運の丑とが合わさって、土の三刑（Three Penalty）が起こっています。戌は配偶者を表し、未は両親や中年期までの社会運、配偶者への影響を表します。三刑が日支を含む場合は、今回の様に離婚となる場合がとても多いです。

また、特殊星のひとつ：亡神が時柱に出ています。これは結婚後に法的問題が起こることを示しています。ちょうど2011年の卯はシュワルツェネッガー氏にとって桃花なので、女性問題、特に結婚後のアフェアが法的問題となって露見することが出ていますね。なんせ、命式冲に奥さん（土）と同じ五行があと二つある訳ですから、彼の人生には妻以外に複数の女性の存在が明らかということ。今問題となっている元家政婦さんだけでなく、他にも沢山出てくることは間違いないでしょう。

今年の辛卯は、命式中の亥＆未と合わさり、木の三合と化け、シュワルツェネッガー氏の忌神（好ましくない五行）となります。今までなんとかやり過ごせてきた女性問題が、今年露見したのは当然の流れということですかね。

もうひとつ、特殊星：孤臣寡宿がふたつもあります。日柱と時柱にあるので、結婚生活に問題が起こること、そして晩年は子供とも離れてひとり寂しい生活を送ることが表れています。三谷幸喜さんもそうでしたが、やはり日柱に孤臣寡宿がある人は、円満な結婚生活を送るために、本人が人一倍氣をつけて、氣を使わないと、なかなか難しいですね～。

シュワルツェネッガー氏は、華蓋という地位や名誉に恵まれる星をふたつ持っているので、俳優としての成功と、政治家としての成功、ふたつを手に入れる命運にありました。ちなみに、奥さんはシュワルツェネッガー氏にとって財を表します。財はお金だけでなく、権力も司るため、彼の築き上げてきた名声や地位がずば抜けて素晴らしいものとなったのは、奥さんのお陰であるとも言えます。奥さんはケネディ家の人ですから、妻＝財、全く持ってその通りということですね。