2020年の前半は、コロナウィルスによって地球全体が混乱に陥り、誰もがこれまでの世界観や人生観を一変せざるを得ない状況になりました。日本を始め、欧州の主要国・都市もロックダウン解除となり、混乱は収拾の方向へ進んできていますが、ブラジルを中心とした南米や、インドやアフリカ諸国など正確な感染人数を把握することが出来ない国もあるのが事実。
本日の夏至、宇宙のエネルギーとしては、陽の気のピークとなる時。中華宇宙論の基本となっている陰陽五行説に於いて、夏至は白い部分が一番大きく(太く)なっているところ、下図だと一番上の部分です。
風水では南を上にするため、陰陽図の正しい配置も、この様に陽(=南=火)を表す白い部分が上になります。注目すべきは、陽は陽単独で存在していないということ。『陽極めるところ陰に転じる』、陽の気のピークである夏至は、陰の気が産まれる時でもあるのです。最強の火のエネルギーが支配するこの6月=午月も、今日を境に少しづつ、陰の気、水の気を含む未月へとシフトしていきます。
医療関係者の方々の意見では、秋以降、大掛かりなコロナの第2波が予想されるとのことですが、コロナがインフルエンザと同類のウィルスであれば、陰の気と水のエネルギーが支配する季節にまた猛威を振るうというのは大いにあり得るところです。ただし、今現在、高温多湿であるブラジルやインドで収束していないことから、コロナの性質は少し違うのでは、という意見も耳にします。
つい先日、旧知のドクターと話をしたところ、みだりに怖がることで余計なストレスを抱え込み、それにより反って健康問題を引き起こしている人も少なくないとのことでした。恐怖という感情は、陰の気と水のエネルギーに属します。
先に述べたようにこれから始まる1年の後半期は、陰のエネルギーに支配される6ヶ月になります。それを増幅させないために、振り回されない・巻き込まれないよう、自分自身を常に中心に据えることが大切になります。
何はともあれ、今月・来月は陽の気の恩恵を十分に受け、活用すべき時。こんなご時勢なので、あまりはしゃぐのも問題となりかねませんので、マナーを守り、ソーシャル・ディスタンスに努めつつ、夏の陽気を楽しむことと行きましょう。精神の健康なくして、真の健康はなしです。