1年を掛けて、了凡四訓(立命学)、黄帝大経(中医学・養生法)、孔子(論語)、老子(道徳経)など、現代まで受け継がれている中国古来の叡智を学んできました。先日、その卒業証書をもらうため、上海&海南島へ行ってきました。
一緒に受講した当方の生徒さん達(内弟子の面々)と、真ん中が1年間この講座の講師を務められた雷雅卿(レイ・ヤーチン)先生です。中国伝統の知識を伝える活動の一方、中国に於ける右脳教育の第一人者で、子供だけでなく、大人の教育にも力を入れてらっしゃいます。教え子の中には、国際脳オリンピックに出場するなど、スーパーキッズも大勢いるんですよ。
こちらのブログでも度々書いてきていますが、風水や四柱推命は、それ単体で成り立つものではありません。風水も四柱推命も、中華形而上学(中華宇宙論)と呼ばれる大きな中国古来から続く知識体系の中で、五術(Five Arts)と呼ばれるもののひとつひとつに過ぎず、五術は相互に関連してこそ、初めて意味を無してきます。
風水は五術の“相”、四柱推命は“命”に当たります。これ以外に“卜(易)”、“医(中医学)”、“山(養生学、精神・心・身体の健康法)”の3つがあります。日本では特に、医と山について教えられる風水師や占者は非常に少ないですし、またそれらについてきちんとした教育を受けたり、正しい知識を持った風水師や占者も数少ないと思います。
風水師や占者のプロフェッショナルとして仕事をする上でもそうですが、何よりも、ひとりの人間として良い人生を送る上で、一番大事な部分は、実は五術のうち“山”のところなんですね。そして、教えるのも、学ぶのも、身に付けるのも、一番難しい部分でもあります。
私も今回の受講で、自身の知識を更に深めることが出来ました。無極(一元の世界)→太極(二元の世界)→無極(一元の世界に戻る)という流れを、きちんと教え、伝えていかなくてはと思っています!