四柱推命の見方：有名人の命式を観てみよう！④

田中好子さんは、長い間、病気との闘いを続けてらしたということでした。時柱（誕生時刻）が不明につき、命式の詳細が示せず、五行のバランスについては何ともいえないところですが、流年と病気の進行状態にフォーカスして観てみましょう。

2010年10月：十二指腸潰瘍発症、がん再発

命式の自分を表す月支：辰と、流年の月支：戌が冲（Clash）を起こしています。土の氣のアンバランスはがん等の重大疾患を意味するのは既に述べていますが、自分（木：乙）を助ける木（寅）が空亡で力が無いため、自身がとても弱っている状態が見てとれます。

2011年2月：がん細胞急激増殖・ラッシュ状態突入

寅＋申＋巳＝火の三刑という、　とても危険な組み合わせが起こってしまっています。この火の三刑は、炎症が爆発的に広がるという意味を持っています。また、自分（乙）を助ける木（寅・卯）が空亡で力が無いため、木を切り倒す斧（金：Metal）だけが力を持っており、自身が非常に弱っている状態を表しています。よって、症状・健康状態の悪化に加速が掛かってしまったのでしょう。

2011年4月21日19時4分永眠

日柱は天干地支ともFire：火で、自分自身の乙：木から生み出されるものにつき、木を弱めてしまっています。更に、命式の自分を表す月支：辰と流年の時支：戌が冲（Clash）を起こしています。月支の冲は一番シリアスなものにつき、命に関わることも少なくありません。