1856年創業のクルムホテルは、サン・モリッツがウィンターリゾートとして発展していく発端となった歴史あるホテル。丘の上にあるこぢんまりとした旧市街の一角を占めており、外観も内装も重厚感がある正統派の‟ザ・クラシック”という感じ。敷地が広いため、ホテルの端から端までが遠く、長く続く分厚い絨毯の廊下はまるで宮殿の様です。当然ながら、‟ウィンターリゾート”を目的とした宿泊客で占められているため、短くても1週間のステイが通常なのだそう。チェックインの際にも『2泊ですか?』と驚かれてしまいました。ぜひゆっくり滞在していって頂きたいと言われましたが、できるものならしたかったですよ~!
中腹に建つのがクルム。右から左まで全部クルム。
どこぞの宮殿を見学している様な錯覚。
何時間でもまったりしたいロビー。
チューリッヒで宿泊したドルダーのマリアーノが、クルムホテルのマネージャーを紹介してくれたお陰で、なんとこちらもアップグレードしてもらえました。サン・モリッツ湖を見下ろせる、レイクサイドビューのSuperior double room。こちらでも、さすが5ッ星というサービスをあれこれ受けて感服したのは言うまでもありません。
お部屋の書斎&リビングスペース。ウェルカムフルーツも山盛りで嬉しいですね。スイスでは、サービスとして部屋に置かれている水も、ナチュラルとガス有り2種あるところが多い様です。
部屋からサン・モリッツ湖を眺められる贅沢。
カードキーが主流となった今も、こんな古風な鍵を使っているのは逆に新鮮。
長い歴史と、それに伴うホテル側の誇りを感じます。外出の際はコンシェルジュに預ける仕組みにつき、ゲストが滞在中か外出中かをスタッフが完璧に把握しているという訳です。
滞在型のラグジュアリーホテル、もちろんスパにも力を入れています。屋外プールがジャグジーにもなっているわ、サウナも数種類あるわ、とにかくスパ施設だけで1日過ごせるほど盛り沢山、そして広い。1回しか行けなかったのが残念!
こちらは屋内プール。ここだけでも十分な広さです。
ウィンター・シーズン真っ盛りのスイスへの渡航、しかもサン・モリッツに来たのは目的があります。明日がそのメインにつき、翌日へ体調を万全にするべく、初日は早めに夕食を切り上げました。ちなみに、2日間とも夕食はHauzerという街の中心にあるレストランへ通いました。クルムからは徒歩5分ちょっと、リーズナブルなお値段にサービスもGood、お勧めです。
半世紀生きてきて、最も雪深いところへ来ました。アウトドア用のダウンにスノーブーツも初。
ドルダーの朝ゴハンも素晴らしかったのですが、クルムのビュッフェは更に上を行っていました!シャンパンまで揃っている朝食ビュッフェは初めてです!朝シャン!Bubble Loverとしてはすごーく飲みたかったのですが、この後はこの旅メインの‟お仕事”、潔く諦めて、その分沢山食べましたよ。パンの種類、お料理それぞれの種類が多いこと。チーズもこんなにありました!珍しいもの、日本でまず見かけないものは食べるのが私の旅の基本形。
ナチュラルチーズには目がありません。実は私、チーズアドバイザーの資格もあるんです。
ホテルステイで一番好きなもの、 朝ゴハンかもしれません。お腹いっぱい食べて、いざ出陣です!