七夕から暦上でも7月に入りました。今年の7月はなんと己未!2018年の戊戌という最強の土のエネルギーに加え、更なる強い土の五行がプラスされています。土が用神の人にとっては、これほど追い風が吹く時はないでしょう!逆に、土が忌神の人にとっては、色々な意味で文字通り‶酷暑″となってしまうでしょう…。何てったって、夏の終わりの未は、水の要素が一滴もないカラカラに乾いた土なのです。

水をください!

更に、命式内に丑と戌がある人は、今月の未によって‶土の三刑″が形成されます。刑(Penalty)は、隠れた危険を表す要素と言われますが、実際のところ、隠れたどころか顕著にダメージを与えてくるとても強烈なもの。三刑となってしまう人にとっては、この7月は相当しんどい月になりますね。また、命式内に丑と未がある人は、2018年の戌とで既に年間通しての三刑となっていますが、今月の未はそれを増幅する要素ですから、くれぐれも慎重になるべき。リスキーなことには手を出さない、危険を伴う物事は避ける、などなど、三刑の影響を最小限に抑えるよう、気を付けてください。

海外の風水師の多くも年始めから警鐘を鳴らしていましたが、戌というのは複雑に不穏な要素を孕んでいる存在なのです。土に関する災害も、世界中で沢山起こっていますね。ハワイのキラウェア火山、バリ島のアグン火山でも溶岩噴出が続いています。メキシコのポポカテペトル山、グアテマラのフエゴ火山と中南米でも続けて噴火しています。直近では、タイで少年らが洞窟に閉じ込められる事件が起こりましたね。

日本国内でも、午月(最強の火のエネルギー)に霧島が噴火、九州から西日本を襲った豪雨で土砂崩れや河川の氾濫が相次いで起こっています。

土は母なる地球、万物を生み育む大地のエネルギーですが、その強すぎるエネルギーは時として、最強の脅威にもなるのです。

私たちの命に関わる健康問題では、土の五行は胃腸や脾臓を支配するものですが、ひいては細胞そのものも司るエネルギーゆえ、土の五行のアンバランスは、重大疾患を引き起こす原因となるのです。

一方で、甲・戊・庚の年または日に生まれた人にとって、未は貴人(Nobleman)になります。助けてくれる人、助けになる人、Guardian Angelと言う人もいる様に、助けになる星、サポートしてくれる星です。今月貴人が現われている人は、ペンディングになっていた物事を進めたり、この1ヶ月を有効に使うべき。

土が用神で、貴人もあるアナタにとっては、ハッピー&ラッキーな7月になることでしょう!イイですね~!

風水面では、今月の飛星チャートは2018年の飛星チャートと全く同じ星の配置になります。北にある最大の煞気:星5、西にある病気&不幸をもたらす煞気:星2が、それぞれ増幅されるということ!得に、家やオフィスの重要箇所がそれらの場所に当たってしまう場合は、今月の風水改善はマストです!