ホルブ滞在を終え、お世話になったアレキサンドラ&ヨアヒムに別れを告げて、一路ベルリンへ。シュトゥットガルト~ベルリン間は、なんとLCCのユーロウイングス (Eurowings)しか飛んでいません。首都と国際大都市との間がLCCだけなんて、ビックリですよね?海外では初のLCC搭乗、しかも私たちは日本から長期で来ているため大荷物です。LCCあるあるで、チケットとは別に預け手荷物の料金を徴収されました。スーツケース2個で60ユーロ(7,000円ちょっと)。もちろん、機内サービスは飲み物も全て有料です。
ベルリン・テーゲル空港へは、1時間ちょっとで到着。高速鉄道のICEで5時間半、車だと7時間くらい掛かるので、ここはやはり飛行機がベストですね。
まずはベルリンで2泊、風水師仲間のサビーネ&フランクのお宅に泊めてもらいました。一昨年の上海での風水国際会議出席の際も、当時まだ上海在住だったサビーネ宅に泊まらせてもらっていて、何かとお世話になっている間柄。空港まで車で迎えに来てくれました。旦那さんのフランクは丁度アメリカ出張中で今回は会えず。
サビーネ夫妻には愛犬ジョージ(7歳)がいます。今回のドイツ滞在でも何故か犬とひとつ屋根の下の経験です(笑)。上海で会った時はとても大人しく全く吠えない犬だったのに、今回は見慣れぬ東洋人夫婦に吠える吠える(そのうち慣れてくれるのですが、数時間会わないとまた吠える)。
サビーネ宅は、ベルリン市の一番外れ、ポツダム市との境近く、森と湖が直ぐ側にある住宅地にあります。ドイツ人としては小さな家だそうですが、きちんと客室があって、客人用のバスルーム(とトイレ)があるのですから、十分立派ですよね。私たちだけで使えるバスルームがあるのは、とても助かります。
それにしても、アレキサンドラ達もそうでしたが、サビーネも同じく、『せっかくこの時期だから、外で食事しましょう』と。暗く長い極寒の冬を持つドイツ、ちょっとでも“夏”になったら、積極的に太陽の日を浴び、外でご飯を食べるというのが国民性の様です。ですが、南部のホルプに比べたら、ベルリンはまだまだ肌寒い!ホストファミリーのお薦めに従うのが、泊めて頂くマナーということで、サビーネ宅から森の中を1時間半歩き、湖畔のレストランへ。
たどり着いたレストラン、屋外席は平日にも関わらずほぼ予約で満席。あと2つしか空いていませんでした。ラッキー(?)。
幼少期に噛まれ大怪我をした経験から、犬が苦手(恐怖)な私。触るのなんてとんでもないのですが、ジョージには触れました!そして驚くことに、犬の臭いも全くしない犬だったのです。犬独特の“犬臭”が無い犬は初めてです。毎日お風呂に入れている訳ではないのに、不思議に思ってサビーネに聞いてみると、『食べ物を変えたからじゃないかしら』とのこと。缶詰のウェットな餌類だと臭くなるんじゃないか、とサビーネ博士の弁(心理学の博士号を持つ)。
デザートまで食べて満腹満足、腹ごなしも兼ねて、また1時間半歩いて帰ることにしました。が、後ほどこの選択がとんでもない体験となるのでした。つづく。