食事を終えたのがまだまだ十分に明るい21時過ぎ(東京の夏17時くらい?)、そこからサビーネ宅まで徒歩で1時間半。だんだんと陽も落ちてきて、森は真っ黒い闇の塊になってきました。実は往路でサビーネから、『この森には実は野生のイノシシがいてね。高さがあなたの腰くらいある大きさなの。私は遭遇したことが無いんだけど、結構被害に遭った人も多いのよ』という話を聞いていたのです。

段々と夜の帳が下りてきました…

灯があるところを歩いている時はまだ良かったのですが、森を抜けるまであと20分を切った頃、ジョージを連れて先頭を歩いていたサビーネが、暗闇に蠢く何かを見つけました。出た!野生のイノシシ!!暗い森の中で、大きな黒い影が、カサカサ音を立て、我々一行を見つめながら、結構な速さで平行に歩いてきていました!!!サビーネが話していた通り、かなりの大きさです。想像していたよりも大きい。そして、一匹ではなく、目に入った範囲でも5匹以上はいました。小さな影もあったので、おそらく子供連れのファミリーだったのでしょう。『子供がいる時が一番凶暴になるから、早く人気のある所へ出ましょう!』と、サビーネが足を速めました。脚の短い私はほぼ小走り状態です。夫もつられて小走りになっていたものの、私の慌てっぷりを笑うという失礼な状態(ぺんぺん!)。そうは言うものの、この時は写真を1枚も撮っていなかったですけどね!

何とか森を抜け大通りに抜け出てひと安心。ベルリン市内の森で、まさか野生のイノシシに狙われるとはねぇ~。ホントに怖かったです。もうドイツの森は結構です。

翌日の朝ご飯は、天気が良いからと庭のテーブルで。朝から紫外線浴びまくりです(涙)。食後、サビーネに八段錦の手ほどきをしてから、夫とふたりでベルリン市内へ向かいました。

ドイツの人はミューズリー派が多いですね。

サビーネ博士、初めての気功体験。