2015年4月から年2回ベースで始まったドイツ:ポツダムでの荒井式中心気功ワークショップも今年で3年目となりました。今回から新たにドイツ南部にあるホルプ(Horb am Necker)にも事務局が出来たため、ドイツ国内2か所での開催となりました。まずはホルプからスタートだったので、羽田からフランクフルト経由でシュトゥットガルトへ。ドイツ南西部にある世界都市で、機械系・工業系の大企業が本拠地としていることもあり、ビジネスマンが行きかう都市というイメージがありましたが、意外にこぢんまりとした空港でしたね。

空港まではホルプでの事務局となったアレキサンドラが迎えに来てくれました。ホルプでの滞在は彼女の家にお世話になったのですが、地元では“タルハウス(Talhaus)”という名称で知られる、15世紀に建てられた家に住んでいるのです(おまけに、現在のパートナーがその家を買ったので、今は持ち家!)。

500年前に建てられた石と木造りの6階建

元々は前オーナーが賃貸物件としていたので、各階それぞれ別個の住居となっていて、アレクサンドラとパートナーのヨアヒムで、自分たち用に改装している真っ最中。私たちはアレキサンドラがもともと住んでいた2階ワンフロアを使わせてもらいました。

ホルプ事務局のアレキサンドラ。荒井式中心気功のドイツに於ける期待の星。

この建築様式は、ドイツ南部から隣国スイスやフランスの山岳地帯でも見られるものなので、どこかで見たことがある方も多いかもしれません。1階は石造りとなっており、これは元々が農家のための家だったからだそうです。当時の農家というのは、家畜小屋を1階、作業小屋(酪農農家なら乳製品を作る場など)を2階、3階以上を住居、という様に、納屋と住居が一体化した家に住んでいたとのこと。

今は1階をアレクサンドラのワークショップスペースにしています(本業はBRAINKINETIK:脳開発のトレーナー)。荒井式中心気功ワークショップもここが会場となりました。

床・天井・梁は15世紀のまま、まるで時代劇のセット

この日はオフだったので、早速ホルプの探検に出掛けました。ネッカー川の麓にある山間の小さな村なので、階段や坂道が多いこと!おまけに、到着した日は異常気象で30℃超えの猛暑(猛暑はホルプ滞在中ほぼずっと続いたのでした)。日焼け対策をあまりしていかなかったため、20年ぶりくらいで思わぬ日焼けをする羽目になりました。

石段と坂道、予想外の太陽にも体力を奪われ(笑)

村の中心もこんな三角屋根ばかり。

ネッカー川向こうから見たホルブ、一番高い処に教会(タルハウスは教会から丘を降りた向こう側)

たまたまこの日(木曜)からこの村では休日に入っていて、金~日で年に1度のお祭りがあるとのこと。翌日夜に行ってみることにしました。つづく。