もう11月に入ってしまったため、かーなーりー前のことになりますが、今年の紅葉を愛でるイベント第1弾で、茨城県のひたち海浜公園へ行ってきました。こちらは国営だけあって、広大な敷地で四季折々の花々を楽しめるようになっていますが、何と言っても一番有名なのは、秋の真っ赤なコキアでしょう!毎年この時期になると、各局朝のニュース番組内お天気コーナーで生中継がされるので、いつか行きたいなぁと思っていたところ、今年初めて夫が興味を示したため、お互い仕事の合間を縫って、ちょうどコキア全体が色づいたピークを狙い、行ってきました。平日というのに、園内はもの凄い人でごった返していました。
本当に、ちょうど良いタイミングで、紅葉のコキアを見に行けました。どうですか、丸々としたコキアの赤い海!こちらは一見の価値がありますよ。一度、生で見るべきところだと思います。
中国人観光客の人も多かったこと!どうやら、都内での爆買いから卒業し、今は日本各地ローカルで有名な観光地を巡るのが、彼らにとって新らなブームの様です。『こんな処にも中国人ツアー客が?』というところでも、最近は良く遭遇するようになりましたね。
友人の歩く植物図鑑:マダーム〇〇〇にコキアの話をしたところ、『コキアってお洒落な名前だけど、ホウキ草のことなんだよ~。昔のホウキはこれで作ってたんだよ。公園に見に行かなくたって、うちの方ではそこら辺にいっぱい勝手に生えてる草だよ~。』と言って、彼女の家の庭に勝手に生えた野生のコキアの写真を見せてくれました。コキアって、ホウキを作る草だったんですね。
ちなみに、ひたち海浜公園にあるのは鑑賞用のコキアですが、食用の実を取るコキアもあるそうです。コキアの実はなんと、あの“とんぶり”なんですって!我が家のご近所に秋田県の食材を使うレストランがあって、そこで何度か食べたことがあるのですが、畑のキャビアなどと言われるプチプチした食べ物が、まさかホウキ草の実とは知りませんでしたねぇ。五十路を前にしても、まだまだ世の中には知らないことが山ほどあって、日々勉強ですね~。
海外で、四季が無いところに住んでいる友人たちは、日本の移ろいゆく自然美にとても興味を持っています。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、そして冬の雪景色。日本人にとっては、生まれた時から当然の様にあるものなので、ついついおざなりにしてしまいがちですが、彼らが日本へやってきて、初めて見る日本の自然に感動する様子を見ると、なんて美しい国に生まれ育ったんだろうと、改めて気付かされます。