城周辺をぐるっと回り、ではお昼ゴハンにしましょうと、アナマリアさんの息子さんがやっているというリストランテへ。オバサマ2人の間では既にそういう予定が立っていた様子。連れられるまま、スフォルツェスコ城から徒歩10分弱、ミラノ地元民しか来ないであろう街角に、スタイリッシュなレストランがありました。
Nero9(ネロノーヴェ)は、黒を基調としたモダンなリストランテ。アナマリアの息子さん:マルコがオーナーシェフを務めています。こちらは、イタリア国内でも増えてきた菜食ブームに対し、『伝統的なイタリア料理(イタリア人が昔からずっと食べてきていたおふくろの味&故郷の味)は肉食である』ということで、肉を専門にしたリストランテ。イタリア全土の畜産農家と一緒に、一時流行った‟スローフード(地域の伝統食や調理法を守り、食事をゆっくり味わうことを掲げた食文化を守る運動)”を再度盛り上げていく活動をしているそうです。Nero9では特にイタリア国内でも幻の牛と言われるキアナ牛を始め、イタリア国産牛のトップクラスをズラリ揃えていて、肉質には自信を持っているとのこと。ということで、お任せでお店の自慢の品々を食べさせてもらいました。
まだ40手前でオーナーシェフとは立派です!お母さんソックリ!
カルディナーレ家の人々は全員、健啖家です。本当に良く食べる。歳を重ねてもそれは皆変わらないのです。だから長生きの家系なんですよね。この日も、夫と私がびっくりするほどの量を頼むし、そして食べること!アナマリアさんも食べる食べる!
前菜の生ハム盛合わせ、もうこれは肉の丘。
シェフお勧めのタルタル3種。美味!日本だと牛肉を生で頂く習慣は余りないので、美味しいタルタルステーキに出会うのは難しいですね。フレンチの老舗でもあまりお目に掛からないので、これはレアです。しかも本当に新鮮なお肉で、大きめにたたいた肉片(ミンチにし過ぎていない)が絶品でした♪
続いて手打ちパスタ2種(チーズと黒胡椒のパスタ、トリュフのパスタ)。
ここで既にお腹は10分目に近いのですが、この後、メインのステーキと当たり前の様にデザートが続きます。
ミディアムレアを、ゴルゴンゾーラ(イタリアのブルーチーズ)のソースで。キアナ牛は、イタリア人でもそうそうお目に掛かることが無い稀少なブランド牛なのです。
早々にギブアップした私を横目に、オバサマ達のもぐもぐタイムは絶好調で続いたのでした。沢山食べたから、とマッダレーナ叔母さんがお支払いを担当。Zia Maddalena、ご馳走様でした!
美味しいお料理といろいろサービスしてくれたシェフに、お礼に手相鑑定を。数年後に大金が入る=お金持ちになる相が!この時既に様々なメディアに取り上げられていたので、もっともっと有名店になるのだと思います。もしかして2店舗目を出すのかも。
どうやら半端じゃないお金が入ってくる相らしく、マルコ本人のみならず周囲も皆大喜びでした。楽しみですね。ランチも夜も、プライベートでも仕事でも、とても使い勝手の良いリストランテだと思います。ミラノへ行ったらぜひ。
Nero9
via Anfiteatro 9 – ang. Corso Garibaldi Milano
02-91672324
info@nero9milano.com