香港やシンガポール、マレーシアなど、いわゆる華僑と呼ばれる人々の社会では、帝王切開で出産する割合がとても高いんですよ。生まれてくる子供が良い人生を送れるようにと、良い四柱推命の命式になるような日にちと時刻を選んで、それに合わせて帝王切開を受けるということなんです。要は、生まれてくる子供の素質・才能(外見も含む)と運の大きさや頻度を、両親が先に良いものにデザインしてしまう、ということなんです。赤ちゃんの誕生日を選ぶ吉日選定という形で、風水師が出産予定日の近くで、最も良い命式になるところを選ぶ訳です。生れてくる我が子に対して、最初の贈り物という考えがある様ですね。
最近では私も、近しい人にお子さんが生れた時にご両親の希望があれば、赤ちゃんの四柱推命鑑定をお祝いにプレゼントさせていただくことも多くなってきました。今年2016年に生まれた子供は全員もれなく、文昌(Academic Star)という特殊星(神煞) を持つことになります。文昌は、学問に関する能力、知力の卓越性を表すインテリジェンスの星で、四柱推命に於いては好ましい要素のひとつです。文昌を持つ人は、知的欲求が強く、頭が良い人と言えます。そのため、2016年は子供を産むにはとても良い年のひとつと言えるんです。
もちろん、2016年に生まれたからと言って、必ずしも良い人生、成功を手に入れることが出来る訳ではありません。四柱推命鑑定には、その名の通り、4つの柱(誕生年、誕生月、誕生日、誕生時刻)の正確なデータが必要です。文昌を持っていても、他に好ましい要素がなかったり、逆に好ましくない特殊星を持っているかもしれません。また、持って生まれた運と素質はとても良いけれど、大運の展開(10年毎に切り替わる運気の波)がどうもスムーズに行かなかったり、晩年に向かってずっと坂を転げ落ちるような運気の場合もあり得ます。良い人生を送るには、命式が良いだけでは十分ではないのです。運気のバイオリズムは高め安定がずっと続くのか、低空飛行の時期が多いのか、大運の展開がどの様になっているか、この部分も非常に重要な要素なんです。
さて、来年2017年は丁酉年、どの様な年になるのでしょうか?そちらについては、(株)船井本社の月刊CDマガジン『Just』12号に、インタビュー内容が載ります。インタビューの録音は10月初旬で、時間枠も限られていたため、2017年については少しだけ触れていますが、ご興味ある方はぜひご試聴ください。ちなみに、2017年も赤ちゃんを産むのにはとても良い年のひとつですよ。何故なら、2017年に生まれた子供は、貴人(Nobleman)と文昌(Academic Star)のふたつを自動的に持つことになるんです!貴人は、数ある特殊星の中でも、一番良い働きをするもののひとつで、しかも一番正確にその影響が現れる星なんです。貴人と文昌が一緒に揃う年というのは、60年間で2回しかありません。お子さんを持つ計画があるのなら、2017年はとても良い年のひとつだということを知っておいてください!