お盆休み前のことですが、某金融関係のとある支社長さんとお話しさせていただく機会がありました。社会人として、ひとりの人間として、見た目からもちょうど脂が乗ってエネルギー満載の頃だろうなぁという印象を受けたのですが、実際の御歳を伺ったら、なんと私よりもだいぶ若い!こちらの支社は、都内でも指折りのオフィス街にあります。こちらの支社長になったのは数年前ということなので、かなりの若さでひとつの支社を任された訳ですよね。私も銀行という金融畑から社会人をスタートさせていますが、当時はまだまだ男性社会で年功序列、生え抜き万歳というのが主流でしたから、日本の金融業界もだいぶ変わってきたなぁと、感心した出来事でした。生き残るためには、時代と共に変わらざるを得ないというのが、実情かもしれませんが。

仕事柄、ご自身でビジネスをされている方、企業のトップの方々とお会いする機会は多い方です。風水師として仕事を始めた最初の頃は、60代後半~70代の方々とお話しさせていただく事が多くありました。社会人としても、ひとりの人間としても、様々な経験を積んできている方々なので、仕事で伺っているにも関わらず、私の方が学ぶことの方が多く、クライアントさんとの交流の中で、風水師として育てていただいたと言っても過言ではありません。

昨年から今年にかけて、ちょうど世代交代の時期に重なっているのでしょうか、企業トップの方の年齢層が、だいぶ若返ってきた感じがします。先の支社長さんを始め、年長世代で60代前半、下は40代前半という感じですね~。長くお付き合いさせて頂いているクライアントさんの中には、近いうちに30代の御子息にバトンタッチを予定されている方もいらっしゃるので、トップの年齢層は一気に若返っていく時期なのかもしれません。

若さを手放しで称賛する訳ではありませんが、若い人には若い人にしかないエネルギーがあります。柔軟な思考、失敗してもそれを取り返すだけの底力や余力があるので、思い切ったトライを出来るということは、これからの日本経済に於いてプラスの要素のひとつとして働くことは、間違いないと思います。大事なのは、周りの気を読み取る力と、周りの声を聴く耳を持つことだと思います。先人の言葉の中に、大事なヒントが含まれていることはとても多いですよね。

古くからの叡智や技術を継承しつつ、新しいものを取り入れそこへプラスしていく。私たちの日常でも大切なことだと思います。とは言え、新しいこと・・・私の様なアナログ人間にとっては、結構難しい面もあるのは事実。先日打ち合わせで立ち寄ったホテルのカフェでは、メニューがタブレットになっていました。このレベルであたふた苦戦している様では、ちょっと先が思いやられますよね~(笑)。

紙のメニューはもう無いのですね・・・(笑)