いくつか続けて、四柱推命から観る結婚ということでお話してきましたが、こう見ると、結婚に関するチャンスの波というのは、意外に多くあるものなんだなぁと思いませんか?
昨年10月にパシフィコ横浜で開催された『舩井フォーラム2015』で、結婚に特化した個人鑑定を行いましたが、そこへいらした方全員に、きちんとチャンスの波が来ていたんですね。ですが、ご本人がその波に気付いていない、または、その方自身に“結婚”または“婚活”というスウィッチが入っていない、そのどちらかで、残念ながら鑑定当時、シングルの状態であった方がほぼ全員だったんですよ!
毎年巡る歳運(流年)、10年毎の大運、人生の展開を観て行くと、必ずどこかで波がやってきているものなんです。結婚運がない人、というのは、基本的に存在しないと言うのが、これまで多くの人を観てきた結果の私の考えです。ただ、波をキャッチして乗れない人、波に気付かない人が多いだけだと思いますよ!
結婚の波=チャンスというのは、誰にでも判りやすい形でやってくる訳ではなく、“波”だと気づかない様な形で、そっとやって来たり、或いは、思いもよらない形でやって来るケースもあり得ます。
そこに気付くにはどうしたら良いか?
運気の“気”というのは、この宇宙に存在する自然のエネルギーです。目で見ることが出来ないこのエネルギーに反応したり、キャッチするには、その人自身のセンサーがONになっていないとなかなか難しいところな訳です。
これは、良い命運(四柱推命=天の気)を持って生まれていても、或いはとても良い風水の家(地の気)に住んでいても、何故だか人生が上手く回らないという人に共通して言えることです。“人の気”が健康でない状態であるということ。こういう方に共通しているところは、“思考が強過ぎる”ということがあります。自分自身の価値観に凝り固まり過ぎている方、と言い換えられるでしょうか。
気功の師匠:荒井義雄先生は、その様な状態にある人のことを『性格が悪い』と表現しますが(笑)、要は、自分を変えることが出来ない人なんですね。“今のあなたのやり方(価値観)ではこの先もずっと大変ですよ、もっともっと大変になりますよ”、というメッセージを、素直に受け入れ、自分を変えて行けるかどうか。このところの柔軟性に欠けていると、“人の気=人運”は滞ったまま、不健康な状態な訳です。
“人の気”が健康であれば、“気”に対するセンサーは自然とONになり、結婚運だけでなく、あらゆる運気の変化、チャンスの波など、皮膚感覚の様な感じで気付けるようになってきます。
これが、五術(命・卜・相・医・山)の中でも、最期の“山”の部分が一番重要であると言われる所以で、最終的にはその人自身の意思、そして選択が、より良い人生を手に入れるためには必要だということなんですね。
どんな方でも、チャンスの波はやってきています。乗るか、乗らないか、その選択。そして波が判らない人は、判る様になるか、ならないか、その選択。あなたはどちらを選択しますか?