結婚指輪について書きましたが、私自身は婚約指輪にストーリーがあるんです。

遡ること30年近く前のこと、私の指輪物語は大学時代に始まっていました。何故か結婚願望がやたら強かった私、大学生だった当時、卒業と同時に“永久就職”をすることを目標としていたんですね~(もちろん、世の中そうそう上手くは行かないものです*笑)。そんな時に某女性誌で目にした“エンゲージリング特集”。私のハートを鷲掴みにしたリングとの出会いがありました。某ブランドの万華鏡という名前を持つシンプルなソリティア(一粒ダイヤ)でした。今ほどゴールド台のジュエリーがメジャーでなかった当時、エンゲージリング=プラチナというイメージが強かった私に、18Kゴールドの一粒ダイヤはとっても新鮮に映ったんですね。そして、クラシックな立て爪デザインが主流だった当時、余分な装飾が全く無いモダンなデザインに、私の心は鷲掴みにされてしまったのです。いつか結婚する時、婚約指輪は絶対にコレ!ということで、そのページを切り取りスクラップにしていました。

Diamond is forever…

そして月日は流れに流れ、某ブランドも年々新しいデザインを発表していく中で、私がスクラップしていた万華鏡という名がついた指輪は、廃番になってしまったのです!それでも何故か、雑誌の切り抜きは捨てられずにずっと持っていました。

そんなある時、突然結婚が決まり(これも当方クライアントさんには有名な話だと思うのですが、ご存じない方もいらっしゃるのでまた今度お話しましょう)、結婚にまつわる全てのことが1ヶ月ちょっとの間決まってバタバタしてる中、たまたま立ち寄った某店舗のショーケースに、見覚えのある指輪があったんです。

これはもう、運命の出会いとしか思えなかったので、その場で当時まだ名古屋にいた夫に電話し、交渉開始。雑誌でひと目惚れしてから約20年後、それが自分の指に収まる日がくるとは、夢にも思っていませんでした。なんてったって廃番になってしまっていたデザインでしたからね。

夫との交渉が成立した後も、ストーリには続きがあって、なんせ廃番デザインにつき、日本国内のみならず、世界各国の店舗にも在庫は殆ど残っていない訳です。その中から、私の指サイズと予算に合う石の大きさ、この2つの条件を満たす品が無ければダメな訳です。私のその指輪に対する熱意を受け取ってくれた店員さんが、海外にある本店に問い合わせてくれるということで、返事を待つ日々となりました。残念ながら、条件にぴったり合うものは無かったのですが、本店・支店のスタッフの方々にご尽力頂き、サイズと予算を少々変更し、本社の倉庫の奥深くで眠っていたものが、約1か月後に手元に届けられた、という話です。

夢は叶う、Dreams come trueということ、昨今は引き寄せの法則などと言うものがありますが、指輪の件は自分でも驚いたものの、願えば通ず、というのは本当にあるんだなぁと思った出来事のひとつです。今は自分の四柱推命の命式を観て、運の強さを実感しているところもあり、この誕生日で生まれてきたことに感謝というところです。

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