海外から日本に遊びにくる友人からの依頼で、京都のガイドをすることがここ数年続いています。それぞれ、京都で何をしたいのか?が異なるので、予めいろいろ出してもらったリクエストを元に、限られた日数でどこを巡り、何を食べるか、をプランニングするのも、だいぶ慣れてきました。

この前は、紅葉シーズンの最後にギリギリ間に合い、赤く燃える京都を楽しむことが出来ました。何かの歌にもありますが、『山が燃える』ってこういうことだなと納得ですね。この時のリクエストは、『独特の庭を沢山見たい』ということだったので、様々な枯山水を中心に丸2日間、私自身の好みで京都へ行ったらまず訪れることが無い、中心部から少し離れた古刹や、マニアックな寺院を中心に観て回りました。中学時代の修学両行から始まり、京都へはもう2桁は足を運んでいますが、私にとっても初めて訪れる場所ばかり。京都の知識をまた深めることができ、声を掛けてくれた友人に感謝です。

南禅寺は何度も来たことがありますが、山門には初めて上りました!
いつもは湯豆腐が目的なので・・・。

風水が属する中華宇宙論は、木火土金水の五行思想から成っていますが、京都の寺院建築の多くは、地水火風空の五大思想(Five Elements)に基づいているものが多くあります。古代インド思想が、仏教の伝来と共に結びついて行き、密教などに取り入れられたからだそうです。今回初めて訪れた〇△□の庭も、五大思想を表しているとのこと。五行と五大(五輪とも呼ばれる)は同一だと思われがちですが、実は別個のものなんですよ。ただ、チベット文化圏で行われる風水(一般にチベット風水と呼ばれるもの)は、地水火風空の思想を元に行われています。ですので、中華圏の風水とは内容が異なっています。

正式名称が〇△□の庭なんです。本当に〇△□が表現されていました。

寺院建築にもだいぶ詳しくなってきました。日本人の目線と、海外からの友人たちの目線は違うので、彼らから出る質問のお陰で、こちらも勉強になります。

枯山水、書院造、だいぶ詳しくなりました。

どの季節に来るか、誰と来るかで、京都の楽しみ方はいろいろ沢山あります。個人的には、なるべく少人数で回ること、季節は秋が一番好きですね。山の方はもう寒いですが。

赤と黄、美しいコントラスト。

これまでは四条河原町など、祇園に近いエリアに宿を取っていましたが、初めてグランヴィア京都に泊まってみました。京都駅直結なので、伊勢丹のデパ地下や地下街にも直ぐ行けますし、遠出するにもJR・地下鉄・バス・タクシーと何でも乗れるので超便利。決してエコノミーホテルではないですが、利便さを考えたら十分にリーズナブル。部屋からの眺めもバッチリでした。京都の常宿はここに決まりです。

目の前に京都タワー、左手奥には嵐山。夜景もキレイ。

さて、2019年は誰が来るでしょうか?誰といつ京都に行くことになりますかね?