これまた様々な偶然が折り重なって、Cemとの再会ディナー。彼はSt. Moritzがラグジュアリーリゾートとして発展する基礎となったKulm Hotelの上級営業部長で、優秀なセールスマン。私たち夫婦が2月にWhite Turf(氷上競馬)の撮影に行った時に、いろいろとお世話になったのが切っ掛けで、プライベートでも仲良くなりました。
今回、私たち夫婦がスイス大使館でのレセプションにご招待頂いたことから、逆にCemが急遽日本へ立ち寄ることになり、何かと面白い展開となった訳です。イケメンの濃ゆい顔立ちは写真映えするので、夫にとっても良きモデルとなる友人のひとり。
前回の来日時に、恐々と夫に手相を観てもらったCem。『手相を観てもらうのは初めてだし、未来のこととか、何を言われるのか怖いよ(笑)』と及び腰だったのですけれど。会うなり、『報告があるんだ!彼女が出来た!手相が当たったよ!スゴくない?』とテンションMAXで彼女との出会いを話してくれました。
夫が手相を観た2月の時点で、Cemは仕事第一という考えで、真剣に付き合う女性は今のところ要らない、将来子供は欲しいと思うけれど、今は結婚なんてとんでもない、と公言していたのです。『でもね~、近々恋人ができるよ。その人はスイス人ではないし、スイスには住んでいない人だよ。結婚もあるね。』と言う夫を、へぇー、と疑い深く見ていた訳です。
Cemが運命の出会いをした彼女は、ドイツ人でドイツ在住。Cemの一目惚れだったそうです。本人もびっくり、相当の驚きだったとのこと。『ふふふ、人生ってそういうものよ~(ニヤリ)』と、彼より少し長く生きている先輩として、知った風に言ってやりましたよ!その後、私の友人間ではもはや伝説(?)となっている、私たち夫婦の結婚話をしたところ、『Wow、鳥肌たった!帰ったら彼女に話す!』と益々ヒートアップのCem。『結婚式には呼ぶから!君たちは招待客リストの一番目だから!』
そんな盛り上がるGood Newsもあって、ここへ来てまたいろいろとスイスとのご縁が出てきました。本当に大好きになった国のひとつなので、この波に乗って行きたいと思っています。