風水の講座等では、判りやすい様に、『節分明けから1年が始まります』という言い方をしますが、風水で使う暦は、Chinese Almanac(Hsia Calendar、中華農民暦、風水暦、夏暦)と呼ばれるもので、立春が1年の初日として数えるものなんですね。ということで、今月始めには、ビジネス風水コンサルティング(法人契約)をご利用頂いているクライアントさんの方々へ、2017年度の風水改善についてアドバイスさせて頂きました。
風水改善には、その家自身のエネルギー配置を表す飛星チャートに基づいて行うベースとなるものと、その年々で訪れるエネルギーに対しその1年だけ行うものと、2種類あります。その物件のベースとなる風水改善については、風水鑑定を行った際に詳しくアドバイスさせて頂き、必要であればチェックもさせて頂いておりますが、毎年それぞれの風水改善については、基本的にクライアントさん側で行っていただいています。2017年の飛星チャートでは、最大の煞気である星5は南に、2番目の煞気である星2は北西に来ていますので、最低でのこの2か所について追加の風水改善はマストとなりますね。特に、ご自宅またはオフィスの飛星チャートで南または北西に星5または星2がある場合、煞気がWで揃うか、煞気同士のペアとなる訳なので、そのようなケースは特に改善策をきちんと施すことが大切です。
飛星チャートで中央のマスに煞気(または旺気)が来た場合は、“中央”は事実上使えない方位(空間)となるため、あまり重要視されることはありません。何故なら日本の大概の住宅では、家の間取りの中央に独立した部屋がある様なケースはほとんど見られないからです。
一転して海外の住宅の場合、だだっ広いリビングを持つ家が多々あるので、家の間取りの中央にリビングの重要な部分(メインソファなど)がある場合があるんですよね。シンガポールの親しい友人宅は3軒ともその様なタイプの造りなのですが、3軒ともに、家の間取りの中央に当たる部分(フロアプランに方位線を引いた際の中央の点)の天井に、風水改善用のフックが取り付けてあるんです。その1年のチャートで、中央に星5や星2の煞気が来る年には、きちんと改善策が取れるようにしてあるんですよ~。
中央に星5が来た4年前、いつも泊まらせてもらうKheng宅では、リビングの天井から金属風鈴がぶら下げられていました。星2が中央の去年は彼女の家を訪れる機会がありませんでしたが、6枚のコインを紐でくくった六帝古銭のレプリカがぶら下げられていたことでしょう~!教材に使わせてもらうのに、写真を送ってもらえば良かったです!残念!