ここのところ、毎日オリンピックの映像に一喜一憂しています。小さい頃は、世界各国の人が一堂に会して行われるスポーツの祭典を、人ごとの様に見ていた気がしますが、年々熱を入れて観戦するようになりましたね。最近は涙腺がかなり緩くなってきているので、メダル取っても涙、取れなくても涙という感じ。ちょうど朝のお化粧時間にライブ中継されているので、涙でアイメイクが滞って困っています。それにしても、いつの間にか、活躍している選手のお母さんの年齢になっていました~!もしも、大学を出て直ぐ結婚して子宝に恵まれていたら、あんなに大きな子供がいた訳ですよ!そう思うとビックリです。
メダリストになった人々に共通しているのは、“イイ顔をしている”ことですね。これはイケメンや美女という、顔の造作が美しいということではありません。顔つきがイイ、ということです。アスリートは勝ち負けの世界、いわば修羅の世界にいる訳なので、勝とう、勝ちたい、という気持ちが強ければ強いほど、眼光鋭く、ギラギラした目つき、力んだ顔になりがちですが、メダルを取った人たちを見ていると、みなさん目力はあるものの、気負いのない、澄んだ目をしているんですよね。ギラギラしている時期を通り越して、本番に向けてやれることは全てやった、やり切った、という境地に達すると、自然と顔から不必要な力が抜けて、“イイ顔つき”になるのかな~と思ったのです。特に、前回、前々回のオリンピックから連続出場していて、今回のリオで初めてメダルを手にすることが出来た選手に、共通しているなぁと思いました。メダルを取れなかった過去のオリンピックの時の映像も、ニュースでは放映されますからね。競技に挑む前、競技中の顔が、取れなかった前回の顔つきと、メダルと取った今回の顔つきとでは、全然違っているのですよ。
やり切ったという気持ちに達すると、ふっと余分な力も抜けるので、戦いに挑むのにも関わらず、副交感神経が働いている状態なのかもしれません。力んでおらず、リラックスしている副交感神経優位の時というのは、心が落ち着いている状態になりますから、トップアスリートが良く言う“平常心”という言葉に通じるものがありますよね。競技中にリラックスしているという相反する状態、交感神経と副交感神経のバランスが良く取れている人は、ギラギラ状態から“イイ顔つき”へとステージアップ出来るのかもしれませんね。この辺りは、荒井式中心気功のお仲間で現役のスポーツドクターがいらっしゃるので、今度詳しく聞いてみようと思います。
当方のお弟子さんの中でも、解らない時、困った時に、変な顔をする人がいると、『顔!』と注意することが良くあります。顔つきというのは、その人の内面、エネルギー状態を反映しているものなので、大事なんですよ~!
あなたはイイ顔つきをしていますか?それともギラギラしている状態ですか?
キラキラしましょう。ギラギラはいけません。