いわゆる適齢期に当たる時期に桃花が無いし、配偶者の五行も出ていませんか?だからと言って、結婚の波がやってこないということはありません!もうひとつ、四柱推命の神煞(特殊星)の中で、結婚と関連がある星があるんです。
それは、駅馬(Travelling Horse)と呼ばれ、一般的には、移動(公私それぞれ)、旅行などに関係するエネルギーですが、 時には引っ越しや昇進・転勤などで、“自分自身が身を置く環境が変わる”という意味合いもあります。私の知人女性の中には、大運(10年毎に切り替わる運気の波)や歳運(流年)で、駅馬が出ていた時に結婚が決まった人が結構いるんです。女性は特に、結婚によって名前が変わったり、住む処が変わったり、また仕事が変わる人もいるでしょう。自分が身を置く環境が変わると言うことから、様々なケースが考える中で、結婚によって変わるというのも、あるじゃないですか?
桃花(モテ運)が無くても、駅馬で新生活の扉が開く人もいるのです。ちなみに私もそうでした(笑)。出会ってから結婚までが4か月というスピード婚でしたが、出会った月、そして結婚した月に駅馬が出ていました。私の場合は、旅先で出会って(駅馬月に旅に出た)、結婚で名古屋へ移住(駅馬月に引っ越しした)ということでしたけれど。
駅馬は、出生年と誕生日から導き出されるため、人によっては2つ駅馬が該当する場合もあります。また、命式内に駅馬を持つ人は、駅馬が現れている場所によって意味合いが変わって来ます。例えば、日支に駅馬が出ているのであれば、配偶者が移動が多い人であるか、または配偶者が外国人であることを表します。国際結婚をする人は、日支に駅馬がある場合が多いですよ。また、時支に駅馬が出ている人は、人生の後半(或いは結婚後の生活や、晩年に於いて)で、外国へ移住する可能性があることを表します。
大運の駅馬は、その10年間が駅馬の影響を受けますから、出張や旅に出る機会が多くなる10年間ということになり、人によってはこの時期に海外に住むことになる場合もあるでしょう。
また、駅馬が出ている場所の天干の六神によって、駅馬の意味合いが変わって来ます。ビジネスに関する移動なのか、海外との縁なのか、はてまた引っ越しなのか、先に述べたように、ロマンスに関係する駅馬の場合もありますね。
余談ですが、うちの夫の命式には、配偶者を表すところに駅馬があります。一応、私は日本人ですから国際結婚ではありませんが、関東文化と名古屋文化のマリアージュとなった訳で、夫的には『うちは国際結婚だがや』ということになっています。異文化同士のカップルにも、日支に駅馬が出るということですね!