今年は2度目のドイツ、荒井式中心気功のメソッドが受け入れらたのは、ドイツ人の気質が日本人ととても良く似ていることが大きいですね。一般的にも言われていますが、ドイツ人は東洋の叡智に対して非常にオープンで、習おうという姿勢が欧米各国の中でも一番熱心なんですね。例えば、日本国内より海外の方が良く知られている健康法:仁神術(Jin Shin Jyutsu)、ドイツ国内で携わっている人々は非常に多いんですよ!優れたドイツ人マスターが大勢いるため、ドイツ人は海外へ習いに出る必要がないんですね。
風水についても同じことが言えます。欧州でいち早く風水が根付いた国のひとつがドイツなんです。IFSA(国際風水協会)でGrand Masterの称号を持つ先生の中で最高齢だった故ヤップ・チェン・ハイ先生(2014年没、享年88歳)は、1990年代から欧州で風水を教え始めました。ドイツ教室が拠点となり、そこから巣立ったフランス、スイス、ロシア、ウクライナ、リトアニア、ルーマニア、ギリシャからの教え子たちが、それぞれの国にて正統派風水を展開していくことになった訳です。
ということで、風水師という同業者がとても多い国なんですよ。昨年、荒井式中心気功を初めてドイツへ招聘してくれたのも、この風水師ネットワークなんです。そして今年からポツダムでのクラスはレギュラー展開してくことになり、その第1回目のワークショップを行ってきたというところです。
“Qi = 気”という、目で見ることは出来ないけれど、この世にある全ての元となっているものに関する智慧ということで、風水と気功は共通点があります(実際に、気功は正統派風水で言う五術:Five Artsの山に当たります)。今回のワークショップに参加してくれた人の中には、風水師として働く同業者が多くいました。もちろん、私たち荒井式中心気功のドイツでの窓口であり、ワークショップのオーガナイザー:ニコールも風水師なんですよ!
風水に携わる人口が多いということは、中医学(TCM)の知識もそれだけ浸透しているということ。中心気功のワークショップの中で、中医学的な質問も出たり、休み時間には四柱推命の観方について論議をしたり、私にとっては気功を教えに行ってる上に、風水知識の交換も大いに出来たという、短い中にギュッと詰まった濃い滞在となりました。
荒井式中心気功Basicコース第2回目は、11/18~20の3日間で行います。ドイツ在住の日本人の方もウェルカムです。ぜひ奮ってご参加ください。