ツアー中の風水授業はここまで、この後はカトゥン地区にてプラナカン文化の体験です。カトゥン地区は、シンガポール繁華街からチャンギ空港へ向かう途中に位置しています。どちらかと言うと空港に近いですね。ここは、Home of Peranakanと呼ばれ、個々で生まれ育った人は生粋のニョニャ、ババと言う感じ。私の友人:Renaもそのひとりで、出自にとても誇りを持っています。プラナカンの人々は、シンガポールでは上流階級というか、エリート家系という感じで存在しているんですね。

“プラナカン”とは、15世紀後半からマレーシアやシンガポールにやってきた、中国系移民の子孫を意味する言葉。彼らは中国文化、マレー文化、そしてこの地を植民地として支配していたオランダや英国の欧州文化をミックスさせ、独自の生活スタイル・文化を作り上げました。

プラナカン建築は、1階が店舗、2階が住居になっている“ショップハウス”と呼ばれる造りになっています。間口が狭く奥行きが深い、京都の町屋と同じ様な造りですね。隣の家と壁続きで建てられているので、テラスハウスと呼ばれることもあります。

プラナカン文化の特徴は、鮮やかなパステルカラー!建築物も、衣装も、食べ物も、全て独特のカラフルな色合いなんですよ!

ニョニャスウィーツと呼ばれるお菓子たち。ちょっと口に入れるのを躊躇するような色ですが、実は全て、自然由来の色たちなんです!一番多く見られる緑色は、パンダンリーフと言う名のバニラの甘い香りがする植物から抽出した色。

そしてこの鮮やかなブルー!これは、Blue Pee Flowerというエンドウマメの種類の植物から抽出した色なんですよ~!

お店の2Fはちょっとしたプラナカン博物館になっていて、昔の家具など見ることができました。これはベッド。

ランチももちろんニョニャ料理:ラクサ。シンガポールで一番美味しいラクサの店の称号を持つ328 Katong Laksaへ。

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