Chinese Almanac(中華農民暦)では7/6から癸未月(JULY)ですが、荒井式中心気功法では7/7の七夕でエネルギーが切り替わるのが常となっていて、この辺りに毎年何かしら特別な出来事が起こります。今年もしかり(もう少ししたらお知らせします)。

未月は、夏の期間の最終月です。1年の前半を支配する陽の期間のラスト、夏場の火のエネルギーの終わりです。単体としての未のエネルギーは、火のサポートを受けカラッカラに乾いた非常に強い土の要素なのですが、今月は天干に土と相剋の関係にある水=癸が来ているため、自然災害(特に水や土に関連したもの)の発生確率が非常に高くなっています。事実、日本では現在九州地方を中心に線状降水帯が発生したことによって、豪雨による被害が拡大してしまっています。

未は陰土で、大地とそれに関連するエネルギーとして表されます。土の要素に属する十二支は4つありますが、その中でも最強の土が未です。夏の終わりから秋へ移行する時期ということで、変化やシフトチェンジを司るエネルギーでもあります。

天干の癸は陰水で、十干の中で最も強い陰の気を持ち、弱い雨粒や朝露などを表すエネルギーです。象意としてはか弱いイメージがありますが、雨粒が集まり小川を作り、それが海へと流れ込み生命を育む源となっている訳です。癸の人は、控えめで親切で注意深いですが、とても賢く内面の奥深いところにとてつもなく強い意思を持っています。癸の人を外見だけで判断して甘く見ると、痛い目に遭うことが多々ありますよ(笑)。

甲・戊・庚年または日に生まれた人にとって、未は貴人(Nobleman)です。この神煞 (特殊星)は、天からの贈り物やガーディアン・エンジェルとも表される様に、助けてくれる人を表す星です。物事を進めるため、進展させるための助けとなる貴重な星ですから、該当する場合は活用するに限ります。

命式内に丑を持つ人にとっては、冲(Clash)となるため注意が必要です。丑と未の冲は特に、地震や地滑り、ビル崩壊など土に関する災害に関連しています。

更に、命式内に丑と戌がある人にとっては、未が来てEarth Penalty(土の三刑)が形成されてしまうため、アクシデントやエラーの度合いがもっと強まります。

冲や三刑に該当する場合は、毎日の生活・ビジネス・レジャーに於いて、徹底してリスクのある事柄を避けること。普段よりも慎重な行動や選択を心掛け、動く前に細心の注意を払い、決定する前に再確認をすることを忘れずに。

また、土の三刑は健康問題にも深く関わってきます。特に、胃腸・消化器系、免疫系、癌や腫瘍、血糖(糖尿)や膵臓に関連する不調や病を引き起こす元となる可能性が高いので、十分に注意をしてください。

冲そして土の三刑に該当する人は、ウマの形や柄のアイテムがプロテクションになりますよ!

今年の未月は陰水(癸)を伴うものにつき、要注意です。