モントルーの観光を半日で終えてしまったので、ジュネーブへ戻る途中で、同じく湖畔の街ローザンヌへ立ち寄ることにしました。モントルーからローザンヌまでは、レ・マン湖畔を走るローカル列車で約30分です。スイスの車窓から、美しい風景が続きます。

国際バレエコンクールで有名な街ですね。駅に降り立つと、若者が多くて驚きました。駅にあるインフォメーションセンターでもらった地図によると、総合大学が2つ、音楽や美術、ホテルなどの専門大学もあるので、正に学生さんの街。また、国際オリンピック委員会(IOC)の本部があることから、スケートや柔道など各種競技連盟の本部もここにあるそうです。オリンピック・シティという呼ばれ方もされるとか。

スイス国内では、最高裁判所がここにあるため、‟司法に於ける首都”という役割をしているそうです。行政(ベルン)、経済(チューリッヒ)、ジュネーブ(国際関係)と、スイスは首都機能が各地に分散されています。それにより、人口や労働者の一極集中が起こらず、大都市でもある程度ゆったり暮らせるのでしょう。小さな国土(岐阜・長野・山梨・群馬・栃木を併せた面積と同等とのこと)だから成せる業なのかもしれません。

駅の北側、丘の上にある旧市街を中心に街が成り立っています。十分に歩ける規模なのですが、急な坂道で高低差が激しいため、全て徒歩だと結構ハード。駅からは地下鉄で行くことができます。ここでもスイストラベルパス有効です。

街のシンボル的な大聖堂。

大聖堂の広場から街を見下ろせます。

スイス全般に言えることなのでしょうが、とにかく治安が良く、人が親切です。ロンドンやパリ、ローマやベルリンなど、刺激的な大都市も勿論楽しいですが、このホッとした加減が何とも良いんですよね。スイスに移住する人の気持ちが良く解ります。ちなみに、スイス大使館で聞いたお話によると、スイス政府は日本人観光客の誘致だけでなく、日本人富裕層の移住も増やしたいという意向を持っているそうですよ。土地の風水がとても良いところですので、皆さんいかがですか?

地元の人々のちょっとした光景が、なんとも良いんです。

ローザンヌは美術館や博物館も多く、ほとんどがスイスレイルパス適用で無料で鑑賞できます。今回は、IOC本部とオリンピック・ミュージアムまで足を延ばせず残念でした。やはり、当ツアーで2度目のスイスもありかも?

ジュネーブへ戻り、今ツアー最後の晩餐は、Tiffany Hotelの支配人がお薦めしてくれたホテル近くのCafe Remorのレストランの方へ。ディナータイムになってもまだまだ明るいので、ワインが美味しくて困るのが、春~夏の欧州旅行の難点です。老舗カフェは、インテリアも素敵でした。

フランス語圏のジュネーブは、やはりお料理もフレンチです。ひとつの国にはっきりと異なる文化が混在している、しかも共存しているのは、ユニークですよね。地続きの土地柄ならではでしょう。最後なので、しっかりデザートも頂きましたよ。ポーションの大きさに嬉し笑い。タルトタタン、美味しゅうございました。

帰国の朝、ジュネーブの空は朝焼けがキレイでした。燃える朝空。

こうして、第6弾の風水体感ツアーも無事に終了いたしました。ご参加いただいた皆さん、どうも有難うございました!とにかく過去6回で、一番充実して楽しいツアー内容となったのは、ひとえに皆さんのお陰です。毎度ながらJ World TravelのMr. Hojo、そして今回はスイス観光局はじめSwiss Delux Hotels、各ホテルの支配人およびマネージャーの方々、ご協力どうも有難うございました。

さて、やっと今年のツアーのご報告を終えることが出来ましたが、実は既に来年2020年のツアー第7弾、プランニングまで終えています。残念ながらスイスではありませんが、かなり興味深い土地へ行きます!近々ご案内出来る予定ですので、どうぞお楽しみに!