ジュネーブ2日目は、ちょっと足を延ばして今世界中でブームとなっている例の人達の軌跡を見学しに行きました。ジュネーブ・コルナヴァン駅からローカル線で1時間、Montreuxモントルーに着きました。モントルーは、レ・マン湖東端にある小さな街ですが、湖畔のリゾート地であるため、ハイシーズンの春~夏は世界中からの観光客で賑わうそうです。欧州の富裕層が長期滞在するためか、カジノもあります。湖畔に建つCasino Barriere de Montreuxの中に、私たちツアーお目当てのQueen The Studio Experience があるんです。

カジノに足を踏み入れることもそうそう無いので(シンガポールなどで外側からは見たことありますが)、社会科見学としても楽しいですよね。クイーンのファンであれば尚更楽しいでしょう!

カジノに入るには身分証明書が要りますが、クィーンスタジオの方はノーチェック、しかも無料なんです。太っ腹ですよね。

ルーレット台が良く見えました。こうなってるんですね~。

私は熱狂的なファンという訳ではありませんが、高校時代の英語の先生がクィーンのオタクというレベルのファンで、授業中に彼らの楽曲がどれだけ素晴らしいか、という話を良く聞かされていことや、ロンドン在住時には否応なしにクィーンの音楽との接点は多々あったので、それなりに興味はありました。しかし、生徒さんのNさんは、超ウルトラスーパーが付くファンだったのです!行きの飛行機の中で、ボヘミアン・ラプソディを4回繰り返して観た強者(そして帰りの飛行機でもずっと観ていたという)。いつもは静かで穏やかなNさんが、この日は朝からテンションMAXでした!

Nさんでなくても、歴代の衣装や手書きの歌詞、実際にレコーディングで使用されていた品々を目にすれば、テンション高くなってきます。

これをデザインした人も凄いし、着た人もスゴイ。ステージ衣装がずらり並んでいるのは壮観です。

ミキシングルームもそのまま再現されていて、実際にクィーンの音源をミキシング体験も出来ちゃうんです。これはファンは嬉しいですよね。ミキシングによって、全く印象が違う曲になるということ、勉強にもなりました。

ホールには透明なグランドピアノが。自由に弾いて良さそうだったので、ちょっと昔取った杵柄で。

しかし!30年以上のブランクはさすがにダメですね!子供の頃、10年も習ってたのに、あんなに練習したのに、全く指が動かない!楽譜(音)はちゃんと覚えているのに、指が動かないことに自分でも驚きました。ここでポロロロン、と弾けたら格好良かったんですが。残念。

悔しいので、せめて歌だけでもと。ママ~、ウウウウ~♪

カジノの湖畔側出口から出ると、レ・マン湖に沿って隣町のヴヴェィまで続く散策道があります。地元の人も観光客も、景色を楽しんでいました。美しい街です。

湖越えのアルプス山脈を撮るには絶好のスポットです。まるで絵葉書の世界、ちょっとシュールレアルな感じ。

途中、フレディの銅像もあります。真似てみましたが、この足と腰の角度が意外と難しいのです。全員トライしましたが、なかなか同じ姿になれませんでした。

世界的に有名なモントルー・ジャズ・フェスティバルで盛り上がる7月に、いつか訪れてみたいものです。スイスの街や村は、それぞれ半日や1日あればぐるりと観て回れてしまうところが多いのですが、どこも何だか後を引く味わいがあります。