本日より午月に突入しました。暦上は夏のピーク、火の五行が最も強い季節です。陽の気が最盛となる時で、同時に陰の気が産まれるところで、陰陽図では真上に当たる、白い部分が最も大きなところになります(注:陰陽図の正しい配置は、白い勾玉パートが上、黒い勾玉パートが下で、上が南、下が北を表すもので、通常の方位とは南北が逆になっているんです!)。6月度は、火が用神(自分にとって好ましい五行)の人にとっては、大いなるチャンス月間になりますね!

暦で6月は夏のピーク、火のエネルギー最盛月!

とは言え、午は様々な要素を持ち合わせています。

午は子と冲(Clash)を起こすため、命式内に子がある人、子の大運にいる人にとっては、要注意月です。最強の火と最強の水という強力に相反する同士の冲です。午と子の冲は、世相では、火と水に関する災害や、流血惨事という象意を持ちます。該当する方は、未:ヒツジのプロテクションが必須です。

好ましくないもう1つの要素として、午は午と自刑(Self Penalty)を起こします。命式内に午がありますか?現在の大運が午ですか?刑は‶隠れた危険要素″で、意外なところから自分自身に刃が向かってくるような、トラブルやアクシデントに要注意。

一方、辛の年または日に生まれた人にとって、午は貴人(Nobleman)です。助けになる人、助けてくれる人を表す、四柱推命に於いては最も好ましい、最も正確に現れる神煞 のひとつ。ペンディングしていた事柄があれば、今月の貴人を有効に使ってください。

また、午は桃花(Flower of Romance)でもあります!巳・酉・丑年または日に生まれた人は、ロマンス運到来ですよ!特に火が用神で桃花と揃い踏みしているアナタ(+貴人だと尚更!)、家に閉じこもっていてはいけません。積極的に出掛けて行き、様々な交流をしてみてください。桃花の影響は恋愛に限る訳ではなく、いわゆる人気運・モテ運というエネルギーですから、『既婚なので関係ない』と見過ごすのは勿体無いところ。交友関係が広がり、良いご縁が繋がる時ということですから、ビジネスチャンスとして桃花を活用するのもありということ。せっかく出ている良い星を活用しないと損!梅雨前線に負けず、賑やかに行きましょう。

ただし、既婚者など決まったパートナーがいる人は、ロマンス系トラブルにちょっと注意も必要ですよ。特に、命式の時柱に午がある場合は、‶結婚後のアフェア″になりかねません。強力な火のエネルギーと桃花のエネルギーの相乗効果で突っ走ってしまうと、後のトラブル処理が大変なことになりますよ!

健康面では、火の五行が忌神の人、命式内で火の五行が過多の人は、開放的な夏の気を感じる反面、養生も十分心掛けてください。私のクライアントさんで、命式内に火が4つもある方が、身体に良いからとトマトを毎日大量に摂取した結果、体調を崩して入院してしまったケースがあります(昨夏の出来事)。薬膳など陰陽五行論をベースにした食餌療法は、ご自身の五行バランスを踏まえて行ってこそ良い結果となるものですから、むやみやたらに手を出すのはお勧めしません。

風水では、飛星チャートで星1が中央に来る配置です。最大の煞気:星5は南、病や不幸をもたらす煞気:星2は北西に来ています。ご自宅やオフィスの該当するエリアに、必要な風水改善策を行ってください。