リフォームを機に風水鑑定をご利用くださったクライアントさんより、ヴィヴィッドな(!)写真が送られてきました。地方の代々続くお屋敷の古い間取りはそのままに、水回りと内装を新しくするということで鑑定に伺ったのですが、改善策に赤色を使う範囲が結構広くある物件でした。

アイデアとして、いくつか出させて頂いたのですが、クライアントさんご本人が決めたのは、下半分が赤色の襖!長い長方形の間取りで、あまり光の射さない暗く長い内廊下があるのですが、それに沿った襖を全部、『赤い襖紙にしてみました!思ったよりも派手じゃなくて、明るくなってイイ感じです!』とのこと。光が少ない分、朱赤の色がそんなに激しく主張してこないし、反って明るく見えて良いとのご連絡でした。

近頃の襖はいろいろある様です。

襖屋さんがいろいろ持ってきた色サンプルの中に、赤い襖紙があったそうで。襖を新しくする必要があったのと、そのエリアに赤が必要なんだからということで、一石二鳥と思ったそうです。これには襖屋さんも大喜びで、価格を値下げしてくれた上に、いろいろサービスしてくれたそうですよ。襖屋さんとしてみたら、業者として一応いろいろな色味を揃えてはみたけれど、実際に赤い襖紙を選ぶお客さんはほぼゼロに近く、どうにか捌けてくれたらなぁ、と思っていたのでしょうねー(笑)。

風水改善策で、赤を大々的に使うのに抵抗がある方も多いので、ソファーやテーブルの裏や、壁に掛けた絵の裏側など、目に見えない隠れたところに施すケースも多々あります。今回はかなり思い切った赤の使い方をされたので、今後はサンプルとしてご紹介させてもらえたらと思います。朱赤色の襖、私が気に入ったのは言うまでもありません。我が家にも和室があったら欲しいなぁ~。

何はともあれ、クライアントさんは安く上がった上に風水改善もバッチリになってハッピー、襖屋さんもなかなか売れない赤色が売れたのでハッピー。古い日本家屋がポップでモダンな印象に様変わり、住む方としても毎日が楽しくなったとのお話しでしたので、私もハッピーです。

講座では常々お話ししていますが、風水というのは、家やオフィスを良くすることではありません。そこに住む人、使う人を幸せにするための、道具であって手段なのです。誰でも使える道具ですから、使わないと損じゃないですか?