今年も国内外、たくさん列車に乗り、飛行機に乗り、多くの距離を移動し、いろいろな土地へ行きました。私は木曜日生まれなので、そもそも“旅をする”という素質を持っているのかもしれません。これはマザーグースに出てくる歌のひとつにあるので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?本を読むことが大好きな子供だったのを面白がった伯父が、私が幼稚園の時に谷川俊太郎さん翻訳のマザーグース全集をプレゼントしてくれました。もしかすると、この時からイギリスとの縁が繋がれたのかもしれません(マザーグースの唄のほとんどはイギリス発祥のものなので)。

旅をする子供なんです。

マザーグースの唄には、楽しいものや奇妙なものから、気味が悪いもの、怖い内容の唄まで、様々なタイプのものがあります。子供の頃には意味が解らなかったけれど、大人になって読み返してみて、言葉の裏に隠されているもの、行間にある意味などが判ってくると、違う景色が現れてくるので面白い本です。その中でも、好きな唄のひとつが、『日曜日に生まれた子供』です。

Monday’s child is fair of face,

Tuesday’s child is full of grace,

Wednesday’s child is full of woe,

Thursday’s child has far to go,

Friday’s child is loving and giving,

Saturday’s child works hard for a living,

And the child that is born on the Sabbath day

Is bonny and blithe, and good and gay.

美しいのは 月曜日の子ども

品のいいのは 火曜日の子ども

べそをかくのは 水曜日の子ども

旅に出るのは 木曜日の子ども

惚れっぽいのは 金曜日の子ども

苦労するのは 土曜日の子ども

可愛く 明るく 気立ての良いのは、お休みの日に 生まれた子ども

この本を貰った時に、自分が生れたのが何曜日だったのか母親に訊ねたところ、『その日は木曜日で雪が降ったんだよ』、と教えられました。“Thursday’s child has far to go”、旅に出る星の下に生まれた子供ということで。年々忙しくなるのも、そういう人生になっているのだと思う今日この頃です。

四柱推命では、出張が多くなる、旅行に行くことが増える、移動が増える、引っ越しをする、転職する、肩書が変わる(昇進など)、というのは、駅馬(Travelling Horse)という神煞(特殊星)の影響を受ける場合が多いのです。今いる大運(10年毎に切り替わる運気)または毎年巡る干支のエネルギーで、駅馬が出ている時には、上記の様なことが起きてきます。天干に何が出ているかによって、駅馬の意味合いが変わってくるんです。

ちなみに、夫の命式には、配偶者を表す日支に駅馬があります。日支の駅馬は、配偶者が外国人だったり、大きく異なる文化を持つ人という意味があります。夫の場合は、結婚するまでほとんど名古屋を出たことがありませんでしたので、私との結婚が世界へ羽ばたく最初の一歩となったということ(大袈裟に言うと*笑)。結婚したことで、イタリアに親戚が大勢出来て、世界のあちこちに友人が出来て、いろいろな都市でホームステイさせてもらうようになり・・・。そして海外で仕事もするようになりました。『あんたのせいだがや』と言いますが、行動範囲が名古屋市内から世界に広がったんだもの、感謝して欲しいですよね~!

そして、夫はなんと日曜日生まれ。ちっ、という感じですかね(笑)