Rioオリンピックの熱狂、まずはひと段落といったところですが、良くも悪くも余韻を残している(まだ引きずっている)トラブルがいくつかありますね。中でも、一番大事になったのが水泳のアメリカ代表:ライアン・ロクテ選手の虚偽の強盗被害事件ではないでしょうか。

ちゃんと顔に“書いてあります”

自身の悪事を隠すため、保身のために、思わずついてしまった嘘だったのかもしれませんが、場所がオリンピックという舞台であったこと、自身が国を代表してきている選手であったこと、開催国であるブラジルの名誉を著しく傷つける行為であったこと、などなど、自分自身の立場と自分が身を置いている環境をきちんとわきまえていたら、ああいう事態にはならなかったのではないかと思います。

この件については、ロクテ本人、アメリカオリンピック委員会も謝罪声明を出していますが、IOC(国際オリンピック委員会)は規律委員会を立ち上げ、国際大会からの“永久追放”も視野に入れて調査を続行しており、リオ警察も偽証罪での追訴を検討中ということで、ロクテとスポンサー契約を結んでいた企業も、続々と契約解除を表明しましたね。

ロクテは、初出場した2004年のアテネ五輪を皮切りに4大会で12個のメダルを獲得していて、アメリカ水泳界におけるスター選手で、ツイッターには120万人近くのフォロワーもおり、アメリカ国内では彼自身が主役となったリアリティ・ショーが放送されたり、モデルとして有名ファッション誌の表紙を飾ったりと、いちアスリートという枠を超えて、有名セレブの枠に片足をつっこんでいた存在だったみたいです。そこに来て、この事件。アメリカ国内では、『ロクテはリアル・ピノキオだ』という意見も。調子に乗り過ぎた代償は、今後の人生を台無しにするほど、大きかったということです。

これらの要素は、彼の四柱推命を観てみると全て出揃っています。現在いる大運(10年毎に切り替わる運気の波)は冲(Clash)を起こしている上、法的問題や警察沙汰を表す好ましくない特殊星(神煞)が出ています。加えて、彼の納音はいかにも!『運が頂点に達すると急落する』というものです。このタイプの人は、良い人生、幸せな人生を送るためには、常に2番手をキープしている方が良いということなんです。

そして、彼の“嘘つき”要素は、顔にもきちんと表れているんですよ。人相学では、金運が良くない鼻相、男女トラブルを引き寄せる口相、社会運が良くない眼相などなど、いわゆる“良くない顔相”というのがいくつかあります。その中には、“最近の事件を起こす人に共通している人相”というのもあるんです。残念ながら、ライアン・ロクテはこの条件に当てはまっています。

人相というのは、第一印象をかなりの割合で支配します。そして、その人について雄弁に語っているものなんですよ。