8月に入って直ぐ、夫が体調を崩した(鼻風邪)数日後、私も酷い鼻詰まりになりました。少し体温が高めの日もあったものの、基本的には鼻水・鼻詰まり以外の症状は出なかったのですが、長引きましたね~!スッキリするまで2週間以上掛かりました。7月がとても忙しかったことに加え、そもそも暑さが苦手なところに猛暑でバテていたんでしょうね、身体が疲れているところに見舞われたため、回復までいつもより時間が掛かってしまったという訳です。今回の反省および学びとしては、疲労の自覚をしっかり持つことも大事だな、ということ。働いた分はしっかり休む、やはりある程度の日数、何もしないヴァカンスを取るのは理にかなっているということですね。とは言え、自分の都合で長期休暇を取るには、まだまだ修行不足の身(笑)。もう少し先のことになりそうです。

ケイトウの花も良く見かけるようになってきました。

体調を崩したこともあり、身体の声に従って睡眠時間を長く取るようになりました。夜の10時を過ぎるともう眠くなってくるので、その眠気を消さずにそのままベッドへGO。そうすると朝の5時過ぎには自然と目が覚めてしまうという、早寝早起きのパターン。このリズムが、体調が回復してもそのままずっと続いています。弊害(?)としては、目覚まし時計が鳴る前に起きてしまうので、アラームを切ることを忘れてしまうことが多く、夫から文句を言われる日が多くなっています(笑)。実はこの“早寝早起き”は、中医学では秋の養生法の基礎となっているものなんですよ。

世界最古の健康法・養生本である黄帝大経(Yellow Emperor’s Health Book)には、夏は遅寝早起きですが、秋に入ったら“鶏と同じ様に早寝早起きするのが良い”と書かれています。早寝することで“陰の気”を養い、早起きすることで“陽の気”を適度に動かすことが出来るため、身体の内側から陰陽のバランスを整えられるということなんです。これが、秋の季節を支配する気である“収斂”のエネルギーに相応する養生法なんですよ。

Cock-a-doodle-doo!!!

秋の季節に入っても、夏のままの遅寝(夜更かし)を続けていると、秋の季節に良く活動する“肺気”を痛めることになり、その結果、冬の季節には下痢がちになってしまいます(中医学では、今の季節の養生が、次の季節の健康状態を左右することになります)。

他にも、秋の季節の養生法はいくつかありますが、一番簡単なものは、この睡眠のリズムを変えるということ。まだまだ暑い日が続いていますが、自然界のエネルギーは既に秋のものに切り替わっています。少しづつ、早寝早起きスタイルに変えてみてはいかがでしょうか?