8月7日より暦上は8月に入り、1年の後半、陰のシーズンの開幕です。立秋の頃は、残暑が厳しくまだまだ暑さ真っ只中ですが、朝夕は薄っすらと秋の気配が感じられる様になってくる頃です。

体力の消耗が大きく、消化吸収力が衰える季節である夏を過ぎ、秋は“収斂”の季節。万物が成熟して収穫される時期、徐々に空からは強い風が吹き、大地には粛清とした気配が漂い始めます。黄帝大経に書かれている四気調神(四時陰陽)にある秋の3ヶ月間(8/7~11/6)の養生法の基本は、早寝早起きをすることです。心を安らかにし、陽の気をひそめて、天地の粛殺した気の影響を和らげることが大切になります。これに従わないと、秋に良く活動する肺気(呼吸器系)を痛めることになり、そうなると、冬にはお腹を下しがちになります。秋は人間の身体にとっても収穫の季節で、体力を養う重要な時期ということですね。

高温多湿の夏に代わり、秋は乾燥が気になる時期につき“燥”の季節にあたります。乾燥による“燥邪”の影響を受けると、肺や呼吸器系等の不調・病気に見舞われます。日頃の生活で、身体の内外にて潤いを保つことが大事になります。中医学では、現在の体調はひとつ前の季節の養生によって作られるものと考えます。風邪など体調を崩しやすい冬を元気に乗り切るためには、この時期:秋の養生が重要なんですよ。

せっせと養生しましょ

そしてこの8月は丙申月、2016年を支配するエネルギーと同じです。金(申)の上に非常に強い火(丙)が乗っかっている状態です。この1ヶ月はラフな運気となりそうなので、気を緩めるにはまだ早そうですね。特に、金の五行が忌神(自分にとって好ましくないエネルギー)の人は、好ましくないエネルギーが二重、二倍でやってきている月ということを意識してください。

四柱推命の命式内に寅がある人にとって、申は冲(Clash)を起こす十二支です。年と月とでWクラッシュにつき、十分な注意が必要です。冲は、何らかのアクシデント、コンフリクト(対立)、不調和、争い、衝突のエネルギーで、特に申と寅の冲は、交通事故、特に車の事故を表します。普段から運転をする人はもちろん、車に乗せてもらう場合などでも、注意が必要です。冲の影響を最小限にするためには、ヘビの柄や形をしたアイテムを身に着けることで、プロテクションとなります。

また申は、あなたの命式の内容によっては、貴人、駅馬、亡神になり得ます。この8月が良い月になるのか、低空飛行になるのか、詳しく知りたいですか?個人鑑定をご活用ください!