7月7日より、暦(中華農民暦/風水暦/Chinese Almanac)上の7月に入りました!今月は乙未月で、そして1年の前半、陽の時期に於ける最後の月です。

乙は陰の木、草花に表される様なエネルギーです。一方、未は土の五行に属します。土の五行の干支は、十二支の中に4つありますが(丑、辰、未、戌)、そのうちで最強の土なんです。何故なら、未は夏=火の季節に属するため、陰陽五行の相生のサイクルにより、火により強力なサポートを受けて非常に強い状態だからです。それゆえ、一滴の水も含まない、カラッカラに乾いた土なんですね。

カラッカラに乾いた土やで~!

土の五行である未の上に、陰の木:乙が乗っかっている状態の今月は、陰陽五行のサイクルに於いて、“土が木を剋す”という相剋の間柄になります。2015年を1年に渡り支配したエネルギーと同じものです。通常、相剋の関係性は、対立や不調和のエネルギーとして表されますが、陰木の乙が持つ柔軟性、フレキシブルさという象意により、激しい対立というよりも、調整して妥協点を探すという方向性が強いエネルギーの質になります。ということで、6月と比べたら、少し温和な雰囲気が世界を包むのではないかと予測できます。

7月は、1年の前半期の最終月、陰陽のエネルギー状態を表した太極図で言うと、陽のエネルギーが最大になる部分です。そして、陽のエネルギーが最大になっているところは、陰のエネルギーが生まれ育って行くところでもあるため、これから始まる年の後半期:陰の季節のスタートの始まりということなんですね。

四柱推命の観点からは、未は、他の土の五行の動物である戌と丑と3つ揃うと、“土の三刑”という強力な土の五行パワーを生み出します。命式内に戌と丑を持つ人、または命式内に戌か丑どちらががあり、現在いる大運に残りのどちらかが来ている人は、今月いっぱい、土の三刑の影響を受けます。災害や事故などアクシデントに見舞われたり、潜在的な病気が表面化するなど、好ましくない状況が発生する可能性が非常に高い時につき、注意が必要です。今月、三刑になる人は、山や砂漠など、土に関するレジャーを避けたり、リスクを伴う動きは見送る方が賢明です。

もうひとつ、四柱推命に於いて好ましくない要素:冲(Clash)は、未と丑で起こります。命式内または大運に丑がある人は、注意が必要です。ウマの形や柄のアイテムを身に付けることで、プロテクションをしてください。

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