立春と言う名の通り、2月の寅月は春のスタート、木の五行の始まりです。健康に関して言えば、木の五行に関連する部分にもっと注意を払う必要があります。

中医学(Traditional Chinese Medicine略してTCM)では、木は肝臓、胆嚢、怒りの感情に関連しています。五行のサイクルに於いて、木は大きく成長するために水を必要とします。春には、肝臓だけでなく、生命の電池とも言われる副腎に、いつよもり多くのケアをしてあげるべき時なんです。アルコールはちょっとお休みして、肝臓に少しお休みをあげるのが、中医学的な、良い春の過ごし方ですね。

何故なら、肝臓と腎臓は両方とも無症候性臓器で、どんなに酷使しても、苦痛の兆候を示すことが少ないからです。肝臓や腎臓の状態に注意深く気を付けるというよりも、前もってケアをすることの方が大事な臓器なんですね。

そして、春の旬のモノを食べましょう!さやえんどう、小松菜、セリ、ふきのとう、ウド、キャベツ、明日葉、ニラ、セロリ、クレソン、ホウレンソウ、イチゴ、オレンジ、レモン、サクランボ、梅、キウイ、などなど。

ただし、自分自身のエネルギーバランス(気のバランス)で、木の五行が多い人は、春の旬のモノの食べ過ぎには注意が必要です!木の五行の摂取過多となり、逆にエネルギーバランスを崩し、健康を害する場合も出てきます。みなさんそれぞれ、自分自身の五行バランスが違うので、やみくもに旬のモノを沢山食べれば良い、という訳ではないんです!

中医学は、四柱推命と密接に関連しています。ですから、本場の中医師は診療の際、必ず患者の五行バランスを見るため、簡易な四柱推命を観るんですよ。