祝日のお昼時のためか、なかなかトラムが来ないので、タクシーを捕まえて予約してあるレストランへ向かいました。Tiffany Hotelの支配人がMr. Hojoへ提案してくれたところで、ジュネーブ中心部から少し離れた北東部、Pregny-Chambesy(プレニーシャンベジ)というエリアにあります。タクシーで20分くらいだったでしょうか。小高い丘の住宅街にポツンとありました。

Restaurant l’Aubergeという名のレストランは、Ecole Hôtelière de Genèveという世界的に知られたホテル・レストラン専門学校が運営しています。厨房のシェフもフロアでの接客も、レストラン全体が実際の学生さん達によって賄われているんです。要は、実地演習のためのレストランということ!そのため、フランス料理のコースが非常にリーズナブルな料金でいただけるんですよ。

実地演習とは言え、お料理もサービスも素晴らしいものでした。国際機関が多く集うジュネーブなので、ホテルやお店の接客レベルも高いモノが求められる訳です。担当してくれた学生さんたち、フランス語が出来ないアジア人熟女グループの妙なオーダーに、真摯に応えてくれたのはさすがです。ワインリストも充実していましたよ。

建物の向かいにはアウトドア席のエリアがあり、この日はピーカンの夏日だったので、こちらで頂きました。

この日のランチも、当初の予定ではジュネーブ中心部にあるもう1軒の実地演習レストランを予定していたのですが、祝日のためお休みということで、こちらに振り替えてもらったのでした。ちょっと遠いですが、それでも食べに行く価値がある場所なので、ジュネーブを訪れた際はぜひお薦めします。

とは言え、ランチ後のスケジュールで時間が決まったものがあって、遠くまで来た分、果たして間に合うかどうか一抹の不安はあったのですが、お店が手配してくれたタクシーも直ぐ来てくれたし、次の場所では見学時間を変更してくれたりと、またまたラッキーが重なった当ツアー御一行だったのでした。