当ツアーでは初めての欧州で、直行便でも10時間超えのフライトに加え、これまでで最長の7日間ということもあり、当初、参加された方の中には不安もあった様です。それらを踏まえ、昨年のドバイで私自身が感じたことも含めた上で、J World TravelのMr. Hojoと協議を重ねた結果、‟まずチューリッヒで3泊する”ということを決めました。結果としてこれが大正解。その後の移動距離や乗った列車数はかなりのものになったのですが、チューリッヒで十分な休息を取って体力を回復し、時差や食事も現地に十分慣れることが出来たため、私を含め参加者全員が元気なまま成田へ帰ってくることができました。このスタイルは、今後も当ツアーの基本にしようと思います。

さて、4日目の朝、食事も部屋も全て快適だったHotel Ambassadorをチェックアウト、チューリッヒ中央駅からIC特急で一路、ジュネーブを目指します。なるべく朝早めの列車を選んだのですが、現地の休日に重なったため、席を確保するのに苦労しました!今回は募集期間が短かったり、ツアー日程が日本では仕事が一番忙しい時期のひとつと重なったりと、歴代最少人数での催行となったのですが、逆に少人数で良かった、この人数だからこそできた、という事が多々ありました。結果オーライとなるのは、当ツアーの決まり事でもありますからね!

席が取れなかった人も沢山いました。私たちは全員何とか座れてラッキー。

ドイツ語圏からフランス語圏へ、スイスの西端にあるジュネーブへの移動です。スイスと聞いて多くの人が思い浮かべる景色(緑の丘に牛が点々といる)が、微妙に違ってくると、左手にレマン湖が見えてきました。その向こうにはアルプス山脈、ひと際目立つ尖った三角形がマッターホルンです!

ツアー募集時に、『山とか登りますか?』という質問を頂きましたが、座長が非アウトドア人間なものですから、スイスの自然を楽しむ系のアクティビティは、残念ながら当ツアーには含まれません(笑)。街歩きオンリーですが、それでも毎日結構な距離(歩数)を歩きます。ガッツリ美味しい料理を食べた分は、その日のうちに十分消化できているはず。

お昼前にジュネーブ着。駅に降り立って直ぐ、言語はもとより、街を歩く人々、街の雰囲気、ドイツ語圏のチューリッヒとは全てが違うと体感できます。ここはもうフランス。ものすごく治安の良いフランスの海外県、と言った感じ。ジュネーブでのホテルは、4ッ星Hotel Tiffany。小ぢんまりしたブティックホテル系ですが、星付きレストランを備え、ジムも24時間利用可、徒歩圏内にトラムの駅が複数あってと、またまたMr. HojoのGood Jobです。

建物も微妙にドイツ語圏とは違うので、街並みがもうフランスなのです。ホテルのスタッフが話すフランス語訛りの英語も、街中で聞こえてくるフランス語も、ドイツ語に馴染んできた耳には新鮮。個人的にも久々のおフランス語圏です。

まずはランチを予約したレストランへ向かいます。