昨年8月から本格的に始まったスイスとのご縁は、あれよあれよという間にどんどん広がって行っています。観光業やサービス業、ビジネスマンとして一流の人々ばかりなのですが、中でも特に感服したのが、Swiss Deluxe Hotelsに属する仕事をしているマリアーノとチェム。ふたりとも、スイス国内にある有名なホテル専門学校出身なので、世界一のホスピタリティを身に着けた超一流のホテルマン。チェムは32歳、マリアーノはまだ26歳という若さにも関わらず、それぞれが働くホテルでアジア統括営業部長という立派な職に就いている、本当に優秀なナイスガイなんです。

尊敬できる若き専門家たち。知り合えたご縁に感謝。

日本人のおもてなしも、世界的に高い評価を受けていますが、スイス流のホスピタリティは、また素晴らしいものがあります。特に、Swiss Deluxe Hotels(詳細文末参照)のメンバーホテルのサービスは、5ッ星ホテルとはこういうものか、ということを良い意味でお腹いっぱいになるほど見せてくれます(ただ、知ってしまうと、ホテルのランクを落とすのが難しくなることが難点かもしれません)。

スイスはここ数年、政府が先導して日本人観光客の誘致へ力を入れています。その一環で、Swiss Deluxe Hotelsもアジア市場を重要視しており、マリアーノたちも年に数回、来日しています。彼らは決まって提携しているパレスホテルに泊まるのですが、ゲストとして滞在しているにも関わらず、常にパレスホテルのスタッフの動きには、鷹の様な厳しい視線を送ってしまう様子。私たち夫婦とゴハンを食べた時も、スタッフの人より早く我々のコートや手荷物をアレンジしていました。気が付くのが早いんですよ。ホテルマンとして一流だという自負もあるため、同業者として、ついつい求めるものが高くなってしまうのは仕方がないのでしょう。パレスホテルも、日本国内ではトップクラスの5ッ星ホテルで素晴らしいサービスを提供していますが、ホテルと言えばスイス、という国から来ているマリアーノ達はやはり厳しいのです(笑)。

縁あって、私たち夫婦はSwiss Deluxe Hotelsに属するホテル2箇所の滞在経験ができ、語りつくせないほど様々なおもてなしを体験してきました。こちらはまた別途ご紹介したいと思います。

【Swiss Deluxe Hotelsとは】

スイス国内の5 つ星ラグジュアリーホテルを選りすぐったホテルグループ。そもそもスイス国内のホテル基準が世界中でも高い上、更にクオリティを保つため、ハード面とソフト面の詳細な項目において独自の厳しい基準を設け、何人もの覆面審査員が毎年厳しくチェックを行う。それにクリアしない場合は、メンバーから除外されることになる。そのため、メンバーに名を連ねるホテルは、伝統を受け継ぐエレガントな雰囲気を守りつつ、最新の設備や快適さを追求し、常に進化を続けるホテルばかり。現在のメンバーはたったの40軒、所属する全てが世界トップクラスのサービスを誇る5ッ星の超高級ホテル。