White Turfは競馬ですから、もちろん馬券が買えます。我々は任務遂行でいっぱいいっぱい、地元グルメを堪能するのも(サン・モリッツの有名レストランがこぞって軽食テントを出していた)、馬券を買うのも忘れてたというか、そちらに意識が向く余裕が無かったというか。Bubble Loverとしては、シャンパン1杯くらいは飲みたかったのですが、あまりの寒さに身体が冷たい飲み物を欲さず。日本から持ってきたほうじ茶をホテルの部屋で魔法瓶いっぱいに作って、それを1日中ちびちびと飲んでいました。馬券はいくつか掛け方の種類があって、それぞれ異なるオッズでした。

レースが終わるごとに発表されます。

1日に6レース、3種類の競馬がありました。①Flat Raceと呼ばれる私たちが知っている通常の競馬スタイルのもの、②Trotting Raceと言う騎手が馬車の様なものに乗っているもの、③Skijöringと言うスキー板を履いた騎手が紐(幕)で馬に引かれるもの。②は欧州では良く見られるスタイルだそうですが、③はスイスならではのスタイルらしいです。雪上を走るので、馬が駆ける度に雪が舞い上がり、迫力があります。

Trottingのレース、古代の戦で使われていたチャリオットみたい。

会場に入るチケットも、細かく種類と値段が分かれていました。ゴール地点を中心として、ゴールに近い順にA、B、Cとゾーンが分かれており、Aゾーンには別途指定席もありました。一番安いのは立見席で20スイスフラン(≒2100円)ですが、‟競馬をじっくり見る”、というよりも、売店でいろいろ飲み食いし会場内を動き回って‟White Turfを楽しむ”という人は、立見席で十分だと思います。そして、一番高い席はVIPチケットと呼ばれるもので、なんとおひとり様850スイスフラン≒92,000円!もちろん、それなりの特典が含まれています。専用のラウンジテント、専用の賭けテント、シガーラウンジテント、内馬場へのアクセス権、VIPテラスへのアクセス権、専用更衣室、専用トイレ、そしてランチでコース料理が振舞われるというもの。ちょっと覗きましたが、満席でした!

VIPテント内で給仕する若者。

これがVIP専用テラスだった様子。ゴール前にデデーンと。

手前からAゾーン。結構な席数ありますね。

私はトイレに行く以外は、ほぼプレス用に用意されたゾーン席で観ていました。寒すぎて歩く気力も無かったので。夫は、馬場の外から内から撮影するのに、ほとんど休みなく動き回っていましたよ。

プレス席ゾーン。熱々のほうじ茶入り魔法瓶を抱えての観戦。

自分の夫ながら、良くやったなぁ~と感心。

初めてのスイス、初めての撮影取材、初めてのWhite Turf。頑張った!

1レース終わるごとに表彰式が行われます。

トロフィーと商品、目録と花束の贈呈とシャンパン!

朝10時から始まり、1時間に1レース。最終レースが15時のもので、16時にはみんなぞろぞろと帰路へ。朝9時にホテルを出てから、雪が降る中の長い1日でしたが、良い経験が出来ました。貴重な機会をくださった駐日スイス大使館、スイス観光局、Swiss Deluxe Hotelsの方々、サン・モリッツ観光局、そしてあらゆるコネクションを総動員してくれたJ World Travel社のMr. Hojo、みなさんどうも有難うございました!