サレルノにいるイタリアの家族:カルディナーレ家は、イタリア特有の大家族。特にパパ:アンジェロは10人兄弟で、それぞれの伴侶(とその生家の人々)を含めると、“親戚”の範囲はとてつもなく広いのです。

そんな中でもアントニオは、パパ:アンジェロのすぐ下の弟ミケーレ叔父さんの息子ということで、特に近しい間柄の従弟。パパとミケーレ叔父さんが本当に仲良しなため(70後半と60後半になった今でも2人で悪戯をする仲)、カルディナーレ家の中でも人となりを良く知る“親戚”のひとり。ここのところはFacebookでやり取りするか、Skypeで話をするくらいだったのですが、GW直前に『明後日から東京に行くから、時間あればご飯でも!』というメッセージが。明後日って…。さすがイタリア人というか。

彼の弁明によると、マイルを貯めていた某航空会社が経営破たんする可能性が高くなったため(つい先日、破たん決定と新聞に載りましたね)、今までせっせと貯めて来たマイルが使えなくなる前に全部使ってしまおうということで、ミラノ―東京往復券に慌てて交換したんだとか。普段から仕事で海外を飛び回っていて旅慣れているせいか、ぶらりとひとり初めての極東へやって来ました。

直接顔を合わせるのは実に20年ぶり!これまた従妹のロサンジェラの結婚式以来です。お互いの第一声は『変わってないね~(爆笑)』。イタリア人にしてはシャイで真面目だった青年は、当時の面影のまま、ちょっぴりメタボな中年のおじさんになっていました。

20年前。若かった!

三十路と二十歳がアラフィフとアラフォーに。

イタリア人に多いパターン、奥さんのキアラとは初恋を実らせ、長い交際を経て結婚し、今は7歳と4歳の男の子のパパです。今回はひとりで、東京―京都―広島と10日間滞在して帰っていきました。次はキアラと子供たち、両親も連れておいでよね。そして前もって知らせてくれれば、今度はちゃんと夫もいるから(今回は名古屋出張中で会えず)。

そしてアントニオからは仕事の話も!常々願っていた、イタリアでの仕事が実現する一歩となるかもしれません!私にとって朗報はいつも海を渡ってやってくる感じです!