今回は、『BASIC基本編』と『SPECIAL治療系』の2つのテキストに沿って行いました。今回のワークショップでは特に、今の季節、そしてこれから本番を迎える冬に有効な、風邪の諸症状に効く気功を行いました。ポツダムは既に寒く(北海道よりやや上の緯度)、私たちが到着する数日前は、最高気温が3℃、最低気温がマイナス4℃で雪の予報だった日が続いていたそうで、実際に風邪気味の人が多くいたため、みなさん食い入る様に熱心に学んでいたのが印象的です。

ロシアへ行ってきましたともいえる図。寒かった。

今回は、咳など喉に効く気功、熱を下げる気功、風邪による倦怠感や風のひき始めに効く気功の3種類を指導してきました。

興味津々。

春のワークショップでは、正座が全くできない人も多かったのですが、今回は少しの時間であればビシッと姿勢を作れるようになっていて、真面目に復習してくれているんだなぁと嬉しくなりました。

瞳孔の不睨:両眼を十分に見開き視線を定めること。ただし一定の場所を見つめたり睨み付けるのは×。

欧米人は脚が長いから正座が出来ないというのは、嘘だということが良く判りました(笑)。

腰を反って正座して。気功治療中。

ドイツの人はお昼御飯も結構ガッツリ食べるので、食後直ぐには、呼吸法や中心道などハード系修練が出来ません。足の指をくるくる回す四関法をお互いにやりあううちに、みなさん眠りの中へ。四関法は骨から弛める術ですが、慣れて上手くなってくると、施術している側も眠くなってくるんです。

父娘で初参加。四関法でパパはぐっすり大いびき!

回す指によっては、激しい痛みを感じる場合も。それは、その指と繋がっている臓器または身体の部分に不具合があるということです。どの指がどの臓器と繋がっているのか、症状を改善するにはどうしたら良いか、中医学に則った食餌療法など、結構マニアックなで濃い内容でしたが、メモを取りながら真摯に実施していましたよ。

力を入れない、相手の気を感じるということが、日を追うにつれみなさん上手になってきました。3日目には、だいぶ気も通りやすく、感じやすくなってきていましたね。

丹田呼吸で気を出し感じる修練。

回を重ねるたび、参加する皆さんがどんどん熱心になっていくので、教えるこちらも自然と気合が入ります!