四柱推命について語るのに、良く使われる中国の寓話があります。

ある農夫が飼っていた、たった1匹の馬がある日逃げ出してしまいました。近所の人は『あなたは不運だね』と慰めてきました。しかし農夫は、『このことが幸福にならないとも限らない』と残念がる様子も見せませんでした。

しばらくすると、逃げ出した馬が野生の馬を23匹も連れて戻ってきました。近所の人は、『あなたは幸運な人だね!』と祝福しにきました。しかし農夫は、『このことが災いにならないとも限らない』と特に喜びはしませんでした。

人生の幸不幸は予測できないもの?

またしばらくすると、農夫の18歳になる息子が野生の馬に乗ったところ、投げ飛ばされて脚を折ってしまいました。近所の人は、『運が悪いねぇ』と慰めにきました。しかし農夫は、『このことが幸福にならないとも限らない』と平然としていました。

すると1年後、戦争が勃発しました。王様は、18歳以上の成年男子をもれなく徴兵することに決めました。多くの兵士は戦争で命を落としましたが、農夫の息子は、脚のケガのために兵役から除外されたので、戦争に行かずに済んだのでした。

皆さん良くご存じの“塞翁が馬”の話ですね。この様に、私たちの人生では、ある時は幸運に見舞われ、ある時は不幸に見舞われることがあります。この“運気の波”というものは、前もって知ることは出来るのでしょうか?

答えは“YES”です!何故なら、それらは全て四柱推命の中に書かれているからです。自分自身の陰陽五行エネルギーとそのバランスを知ることで、いつラッキーな波が来るのか、いつアンラッキーな波がやってくるのかが、明らかになるからです。四柱推命を観ていく上で、“大運”と呼ばれる10年毎に切り替わる運気の波がどういう風になっているかで、先ほどの塞翁が馬の話の様に、“幸運な人”と呼ばれる期間なのか、“不運な人”と呼ばれる期間なのか、というのが変わってくる訳です。

この大運の部分は非常に重要なんです。四柱推命の命式がどんなに素晴らしいものであっても(性格や生まれ持った資質・才能に恵まれていたとしても)、巡りくる運気の波が、自分にとって好ましいものがどんどん続いてやってくるのか、自分にとって好ましくない波がやってくる時期が続くのか、それによってその人の人生展開というのは、かなり異なってくるからです。命式だけが良くても、良い人生を送るには足りません。命式の内容に加えて、大運の並びが自分にとって好ましいもの、プラスに働くものである必要があるんですね。

自分自身の運がどうなっているのか、知りたくないですか?

(株)船井本社主催:正統派風水講座Basicコースの第3期は、10月からスタートします。風水、四柱推命ともに、全くの初心者の方から学んで頂けるプログラム構成です。ご興味のある方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。