孤臣寡宿とは別に、四柱推命ではもうひとつ、孤独を表す神煞 (特殊星)が存在します。それは華蓋(Star of Art)と呼ばれるものです。一般的には、芸術的センス、美的センスに秀でていることを表すエネルギーの星ですが、一方で、孤独という意味を持ち合わせているんですね。ある四柱推命の古典テキスト(中国語で四柱推命は子平または八字という名前で呼ばれる)には、芸術の才能を表す華蓋になぜ孤独の意味合いがある説明が書かれています。

『芸術というのは、それが高度であればあるほど、一般人に理解されにくく、受け入れ難いものであり、よって多くの芸術家という人々は、孤独感を抱えているものだからである』

芸術と孤独は表裏一体?

華蓋も生まれ持った性質であるため、命式内に現れたときのみ、華蓋となります。10年毎の大運や歳運(毎年巡る干支)に華蓋となる十二支が現れても、それは華蓋になりません。

日支または時支に華蓋がある人は、結婚や子供に関する孤独感を意味します。日支は配偶者を表す場所なので、ここに華蓋がある人は、結婚が難しかったり、結婚後の生活が孤独を伴うものであったりします。また、時支に華蓋がある人は、子どもができにくかったり、子どもがいても孤独を感じさせられるような状況や環境になることを表します。

華蓋も、前回の孤臣寡宿と同じく、命式内にあるからと言って、=結婚できないという意味ではありません。私のクライアントさんの中で、ご主人の日支に華蓋があるご夫婦がいらっしゃるのですが、奥様はとても華やかで社交的な人なので、しょっちゅうあちこち出歩いている忙しい人なんですね。ご主人自身はどちらかと言うと、家でまったり、夫婦の時間を過ごしたいタイプ。なので、ご主人的にはちょっと寂しいな、という思いが常にあると仰っていました。結婚生活に“孤独感”がつきまとっているという、典型的なパターンのひとつではないでしょうか。

孤臣寡宿も華蓋も、特に妙齢のシングルトン女性は自分の命式内にあることを確認すると、非常に嘆いたり、妙に納得してしまったりする場合が多いのです。私は自分の弟子達や生徒さんの中にそういう人を見つけると、容赦なく叱りつけますよ!お尻をペンペン叩いて檄を飛ばします。何度も言ってきていますが、良い人生を手に入れるには、最終的に自分の意志と選択が何より重要だからです。

持って生まれた運(四柱推命)は変えることが不可能です。なぜなら、誕生日を変えることは出来ないからです。ですが、“改善可能な余白の部分”はどんな人にも存在しています。その部分を100%改善させることが出来れば、これから後の人生、未来はだいぶ変わってきますよね。

命式内に結婚の障害の星がある?桃花がない?配偶者を表す星が今後なさそう?悲嘆しているヒマはないですよ。いつ何をすべきか、自分の意志と選択で、未来はデザインできるんです。Do Action Now!!!

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